【パッケージによって自社のストーリーを伝えよう。それがお客様の疑似体験になります。】
エクスマでは
「モノを売るな!体験を売れ!」とよく言われます。
そうなんです。
モノは溢れかえってしまって、もう誰も必要もないのです。
(そう考えたほうがいい!)
あ、おはようございます。
パッケージを売らないパッケージ屋の松浦陽司です(笑)
例えば、この間はテニスアリーナガーデンさんで社内講師をさせていただきました。
もちろん、テニスレッスンを販売しているところなのですが、
テニスをやろうと思ったら他にもたくさん、競合があります。
また、健康になろうと思ったら?
急にまた競合が増えますね。
フィットネスクラブ、ヨガ、温泉、漢方、ドラッグストア、・・・etc
ね!
同じモノ(テニスや健康)を手に入れようと思ったら、競合が山のようにあり、
「モノ」じゃ選べないようになってます。
だから「体験」を伝えないといけない。
テニスアリーナガーデンさんの場合は「コミュニティ」になろうかと思います。
簡単に言うと「テニスをやって友達ができる」というコミュニティです。
これが他の強豪にない「体験」になるんです。
さて、前置きが長くなってしまいました(笑)
次の画像をご覧ください。
ホンタカチュウ(綾菊酒造)
唐辛子を漬け込んだ米焼酎のパッケージです。
ラベルには商品名プラス、
びっしりとその商品に対する思いやストーリーが書かれています。
商品名がもし「唐辛子米焼酎」だとどうでしょうね?
他の米焼酎とうもれてしまいます。
だから「ホンタカチュウ」というネーミングは面白いです。
カタカナ表記の焼酎も少ないですしね。
そして、びっしりと書かれたストーリー!
そう、これくらい長く書いても、こういった商品であれば読んでくれるんです。
そしてこの思いに惹かれて、お客さんは手に取り、購入してくださるんですね。
店頭で作り手の思いを擬似「体験」するわけです。
自社のストーリーを掘り起こし、ちゃんとパッケージで伝えるのって大切ですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。