【パッケージと商品の関係で満たしたい2つの条件とは?七味唐辛子のパッケージに学ぶ】
服装って、着ている人の人物を表したり、
あるいはキャラクターを想像させたりしますよね。
私はスーツ姿の時は「誠実な経営者」というイメージを表現したいので、
イルサルトさんでスーツを作ってもらってます。
私服の時は「なんか一味違う人」というイメージを表現したいので、
みかも木履の桐下駄などを履いたりします。
・・・あ、私の服装論はどうでもよかったですね(笑)
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
パッケージって、中身の商品を「包む」もの。
だから「商品の服」と言えます。
裸で外出する人はいません。
場所によって服装を着替えて、パッケージを変えて、出かけます。
そして、パッケージは基本的には商品の価値を表したり、中身を象徴するものになりますね。
パッケージがこの2つの条件を2つとも満たしてなければすばらしいです!
<パッケージと商品の関係 2つの条件>
1)価値も伝える
2)中身を象徴している
もちろん、2つとも満たすのは難しい場合があるので、1つだけでも大丈夫です。
中身の形状やコンセプトによって、1つだけでも十分な場合が多いです。
今日、紹介するパッケージはこちら!
圖庵 『包む 七味唐辛子』
中身はもちろん七味唐辛子なんですが、まず個包装!
これが唐辛子そもそもの形をしているのでユニークですね!
さらに外装の紙袋。
こちらにはタグがついていて、このタグの形が唐がらしの形をしています。
アイコニック(象徴的)な形をしているのでとっても中身がなんなのか伝わりやすい。
<パッケージと商品の関係 2つの条件>
1)価値も伝える
2)中身を象徴している
この条件を2つとも満たして、忠実に伝えているので、素晴らしいですね~。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。