【パッケージの色、形にひと工夫。すると店頭で目立ち、思い出話に話が弾んだりします。】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
5月25日は札幌で講演させて頂きました。
6月13日は帯広で講演させて頂く予定です。
なんだか最近、北海道に縁がありますね!
そんなこんなでパッケージ本を読んでいたら
北海道の「釧路ししゃも」のパッケージが目に飛び込んで来たので紹介さえて頂きます。
ところでもともと、お土産物や海産物のパッケージを見てて思いませんか?
「なんとなく海をイメージする青とかの色使い」
「荒海を想像させるイラストや筆文字」
「決まりきった四角いパッケージ」
いやっ、これはこれでいいんです。
お客さんが見た途端に「海産物のお土産だ」って分かりますから。
でも、あまりにもそのようなパッケージが多いとしたら、
店頭で埋もれてしまって、他社の商品と識別がつきません。
そこで、釧路ししゃもはこんな色使いをしています。
「釧路地域ブランド推進委員会 釧路ししゃも」
おー!赤い!
この赤のパッケージ!
海産物にはあまり見かけないもので、売り場でよく目立ちますね!
「おいおい、でも普通の四角パッケージじゃん」と思った方、
実は実はこのパッケージは開いた時に形も普通じゃなくなるんです。
じゃーん!
まん丸のパッケージを折り畳んだようにできあがっていたのですね!
なるほどー!
しかも、開いたあとはお皿の代わりに使えます!
アフターユースにもなっている。
しかも、内面には、ししゃもにまつわるストーリーも書かれております。
「へぇ~、ししゃもってそうだったんだ!」
そんな風にパッケージで会話が弾むことも想像できますね!
パッケージが
普通の色じゃない。
普通の形じゃない。
それが価値を生むことがありますね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。