【お客さんは羊羹は欲しくない!ただ父の日のプレゼントが欲しいだけ!それで父に喜んでもらいたいのだ!】
こんにちは!
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
本日は羽田空港からブログを更新しております
私は2011年に「モノを売るな!体験を売れ!」という
エクスマ(エクスペリエンスマーケティング)に出会いました。
エクスマには公式があります。
お客さんは商品を欲しくない。
ただ○○したいだけなのだ。
それによって△△な生活を手に入れたいのだ。
実はこの公式ってすっごい気づきをくれますよ。
例えば、あなたの会社が羊羹屋さんだとしてください。
「お客さんは羊羹は欲しくない」と考えてみます。
「えぇ~!そんなー!うちは羊羹屋なのに?!」ってパニックになりませんか?
でも、「今日、羊羹を買って食べないと死んじゃう~」って方は本当にいないと思うんです。
お客さんが欲しいのは「なんか甘いもの」でよかったりするかも。
それじゃ、他の羊羹でもいいし、シュークリームでも良かったりしますね。
なんだったら、お客さんが欲しいのは「ストレス発散」させたいだけなのかも?
それは、食べ物である必要すらなくなります。
「カラオケ」だったり「居酒屋」だったり「スーパー銭湯」になったりする可能性もあります。
うーん、もう商品を欲しい人はいないのですね。
それじゃ、羊羹屋さんはどうするのか?
例えば父の日が近いですよね。
そんな時に、こんなパッケージで商品がでていたらそそられませんか?
父の日限定とらや 羊羹 ありがとうパッケージ
うんうん、父の日のプレゼントをまだ買ってない人なら惹かれるかも知れません。
だって、先ほどの公式に当てはめてみますね。
お客さんは羊羹は欲しくない。
ただ、父の日のプレゼントが欲しいのだ。
それによって、父に喜んでもらいたいのだ。
うん、しっくり行きます。
そんなときには、普通のパッケージではなく、こうやって着替えることで、
より「父の日らしさ」を出すことで、
選ばれる可能性がでてきますね。
さて、この「お客さんは商品は欲しくない」のところに、
自分の会社の商品名を入れて考えてみるって、面白いですよ!
ちなみに、本日のお話はあの徳島の有名人!
スイーツ王子!
自撮りキング!
#たかはしる!など、数々の異名を持つ
高橋魁春園の高橋誠さんからこんなメッセージを頂きました!
昨夜は「#たかはしる」一周年記念のイベントも開催されたそうで!
おめでとうございます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。