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2008年11月14日

少子化がもたらしたニーズ

みなさま、最近のスーパーで起こっている異変にお気づきでしょうか?

りんごやトマトなどの篭盛りで売っている商品の入数です。

「2個入」は相変わらずですが、「4個入」が激減して、「3個入」が増えているのです。

いったい、何故でしょう?

答えはズバリ、日本の家族構成が変化していること。

つまり、「核家族化」が進んでいることです。

ウィキペディアで意味を調べてみました。

(引用始め)

核家族とは具体的に、

  1. 夫婦とその未婚の子女
  2. 夫婦のみ
  3. 父親または母親とその未婚の子女

のいずれかからなる家族を指す。日本では核家族世帯が60%近くを占める。

(引用終わり)

そうなんです!なんと、日本の家族のうち、核家族が60%!

今は「4個入」の商品では多すぎることがあるのです!

だから、「3個入」が日本のニーズになっているのです。

そして、これからもどんどん核家族は増えていきます。

ちなみに、「2個入」と「3個入」を用意しておくと、意外と便利です。

・3個欲しい…3個入×1箱

・4個欲しい…2個入×2箱

・5個欲しい…2個入×1箱+3個入×1箱

・・・どうです?どんな個数にでも対応できて便利でしょう?

ところが、「2個入」と「4個入」だけだと、

・3個欲しい…不可能

・4個欲しい…4個入×1箱

・5個欲しい…不可能

・・・どうです?意外と、対応しにくいでしょう?

これはお菓子でも、パンでも、果物でも、野菜でも、ジュースでも言えることです。

特にお菓子なんかは、2列×2行=4個入が収まりが良いので、4個入が多いのですが、

1列×3行=3個入がこれから流行っていきます。

皆さんもこれからの核家族のニーズを捉え、売上アップのために、ご検討はいかがでしょうか?

3個入変更のケースやパックなど、ご希望ございましたら、是非、パッケージ松浦にお問い合わせください。

宜しくお願いします。

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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