少子化がもたらしたニーズ
みなさま、最近のスーパーで起こっている異変にお気づきでしょうか?
りんごやトマトなどの篭盛りで売っている商品の入数です。
「2個入」は相変わらずですが、「4個入」が激減して、「3個入」が増えているのです。
いったい、何故でしょう?
答えはズバリ、日本の家族構成が変化していること。
つまり、「核家族化」が進んでいることです。
ウィキペディアで意味を調べてみました。
(引用始め)
核家族とは具体的に、
- 夫婦とその未婚の子女
- 夫婦のみ
- 父親または母親とその未婚の子女
のいずれかからなる家族を指す。日本では核家族世帯が60%近くを占める。
(引用終わり)
そうなんです!なんと、日本の家族のうち、核家族が60%!
今は「4個入」の商品では多すぎることがあるのです!
だから、「3個入」が日本のニーズになっているのです。
そして、これからもどんどん核家族は増えていきます。
ちなみに、「2個入」と「3個入」を用意しておくと、意外と便利です。
・3個欲しい…3個入×1箱
・4個欲しい…2個入×2箱
・5個欲しい…2個入×1箱+3個入×1箱
・・・どうです?どんな個数にでも対応できて便利でしょう?
ところが、「2個入」と「4個入」だけだと、
・3個欲しい…不可能
・4個欲しい…4個入×1箱
・5個欲しい…不可能
・・・どうです?意外と、対応しにくいでしょう?
これはお菓子でも、パンでも、果物でも、野菜でも、ジュースでも言えることです。
特にお菓子なんかは、2列×2行=4個入が収まりが良いので、4個入が多いのですが、
1列×3行=3個入がこれから流行っていきます。
皆さんもこれからの核家族のニーズを捉え、売上アップのために、ご検討はいかがでしょうか?
3個入変更のケースやパックなど、ご希望ございましたら、是非、パッケージ松浦にお問い合わせください。
宜しくお願いします。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。