【「ブレまくる×いいお客が来ない」から「ブレない×いいお客様が来る」に変身するための方法とは?】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
「ペルソナってなに?」
と聞かれることがあったので、今日のブログで書いてみようと思いもいます。
ペルソナとは簡単に言うと
「うちの店、うちの商品に、こんな人にファンになって欲しいな!」という象徴的な一人の人物像です。
あれっ?
おかしいですよね。
だって「一人」にしちゃったら、他の誰も来なくなるじゃん!
おじいちゃんにも、おばあちゃんにも、お父さんにも、お母さんにも、お兄さんにも、お姉さんにも、お坊ちゃんにも、お嬢ちゃんにも売りたいのに!
そうですよね。
そう思って当然です。
でも、ペルソナって大事なんです。
私が思うペルソナを決めると起こる変化は
1)ブレなくなる
2)いいお客さんばっかり集まる
この2点ですね。
ちょっと具体例を書きますね。
例えば、5月に徳島経営研究会に来てくださった
seedさんのペルソナはこんな人です。
秋元しずく(しーちゃん)32歳
1歳、4歳の女の子のママ
南大阪在住
ナチュラル思考でライフスタイルにこだわっていく
この「しーちゃん」を決める前の経営はブレブレでした。
以前は焼酎ブームが来たら焼酎、
日本酒ブームが来たら日本酒をメニューにした(笑)
うーん、ブレブレですね。
お客さんもブレブレでいろんな人が来る。
でも、今は、しーちゃんが喜びそうなものだけです。
コラーゲン入りのベリーベリーカクテルとか、
ノンアルコールシャンディーガふとか、
しーちゃんがワクワクしてくれるメニューだけにしてます。
だからブレなくなりました。
結果、お客さんは「しーちゃん」に近い人ばっかりになってくる。
そーなんです。
ペルソナを決めることで
1)ブレなくなる
2)いいお客さんばっかり集まる
が達成できているんです。
ペルソナを決める前は
1)ブレまくる
2)ガラの悪いお客さんが来て、来て欲しいお客さんが逃げる
こんなんだったんですから。
さて、これをパッケージマーケティングに置き換えるとどうなるか?
昨日の「ちょっとひとふり高級料亭の味すじ青のり」だってら、
ペルソナの小倉さんに「昔は料亭好きだったけど、最近は出不精な旦那様へのおもてなし」をフルに表現したパッケージになったわけですね。
これが老若男女に受けるようにしようと思ったら
「高級料亭はあかんやろう」
「ひとふりなんて使い方を限定したらあかんやろう」
「そもそもなんですじ青のりやねん」
とブレにブレまくったでしょうね~(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。