【コスモスで売上No.1を獲得するためのパッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日の日高食品さんで昆布のパッケージ開発をしたときのお話です。
ある日、日高食品の八木課長から電話がありました。
「ドラッグストアのコスモスさん向けの
昆布のパッケージ開発をお願いしたいんです」とのこと。
そこで「ご要望は?」と聞くと、、、
・コスモス用の昆布パッケージ2種類
・なんか高級なものにしてください。
以上です(笑)
うわー!
情報少ない~(笑)
そこで実際にドラッグストアのコスモスさんに出かけました。
コスモスさんの棚に並んでいるのは、コスモスさんのON365の昆布の袋。
もちろん、これも競合商品になるんですが、
ふと他の棚に目をやると、、、
うーん、顆粒のだしの素がたくさん。
きっと、本格的に出汁をとる人って減っていて、
こうやって「利便性」で簡単に出汁をとる人が増えているんだな。
これは大いなる関節競合だ”
そこでいろいろ3C分析をしてから、方向性を決めました!
「文字だけ」を使って「シニア」ターゲットが競合商品なので、
「イラスト」を使って「若い主婦層」ターゲットを狙っていこう!
「手間なし」を売りに「定番色」パッケージが競合なので、
逆に手間はかけるんです!
「おもてなし」を売りに「独特色」パッケージで行こうと!
そして決定したパッケージがこちら!
今日は昆布 食べる用
今日は昆布 だし用
「今日は」というコピーで、食卓シーンを想像させます。
「便利さ」を売りにではなく「ひと手間ちょい足し」です。
手間をかけることで、おもてなし感を高めています。
金色主体のパッケージで店頭でとっても目立ちます。
販売後10ヶ月で20000袋を超えるヒットしてます!
嬉しいですね~。
「よし、今日は昆布だ」と思ったアナタは、
お近くのコスモスさんか、
日高食品工業さまのホームページからご購入くださいませ~。
http://hidaka.yh.shopserve.jp/index.html
兵庫県姫路市花田町勅旨30番地の1
Tel. 079(251)1152
Fax.079(251)1153
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。