【ちょっと裏話を公開です(笑) 昨日紹介した「今日は昆布」パッケージはもともとは全く違う案だった】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日はちょっと裏話を公開です(笑)
昨日、紹介した「今日は昆布」のパッケージ!
p-matsuura.co.jp/?p=13753
実は最初のラフ案から、劇的な変化を遂げたんです。
コスモスで販売されるということで、
そして、具体的なペルソナ像を固めていきます。
鈴木景子さん 36歳
夫39才、娘6才、息子3才の4人暮らし
結婚を期に7年前より実家を離れてアパート暮らしを始める。夫と可愛い子供2人に囲まれて楽しい生活、・・・ではあるのですが、正直大変。両親に頼れないこと、金銭的にも厳しいこと、なにより子供の世話にこんなに時間が取られるとは。。。子供を送りだして、パート勤めにでかけたら、それだけで夜はヘトヘト。毎日遅くまで頑張ってくれているお父さん、愛する子供のために安全・安心な料理を手間暇かけて、・・・と思っているものの、ついつい手抜き料理なったり、顆粒のだしの素に頼ったりしてしまう。今夜も食費を抑えるために、近所のコスモスに買い物に来たところ・・・・。
うんうん、鈴木景子さんに喜んでもらって、
「今日は旦那さんにおもてなししよう!」と思ってもらえるようにしよう。
「おつかれさま」とか「おかえりなさい」の気持ちを伝えれたら!
そう思って最初に提案したラフ案はこちらでした!
「おつかれさま」の酒の肴 食べる昆布
「おかえりなさい」のお味噌汁 だし昆布
「働くお父様には感謝のキモチでおもてなし」のコピーとともに
八木課長にも出てもらってコメント頂いてます!
このラフ案を見て、コスモスさんから「この路線でいこう!」とOKを頂きました。
よかった!
ここからいろいろと修正が入ります。
「おかえりなさいだと夜だけになっちゃう」
「お父さんだけだとちょっとな」
あれあれ?
鈴木景子さんからちょっとぶれていっているような。。。
そして完成形がこちらでした!
あはは。
八木課長が女性になってる(笑)
まあ、こんなことって、よくあることなんです。
「絞り込みすぎるのが怖い」という感情が働くんですよね。
うーん、ラフ案の方がトンガってて私的には売れると思うんですが、
まあ、これは神のみぞ知る話です。
もっかい、ラフ案と決定案を見てみましょう
ラフ案
↓
決定案
丸替わりですね(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。