【小松緑さんがまったく思い出せない、完璧に思い出せない、徳島マルシェの名店のパン屋さんとは?!】
先日、パッケージ松浦の小松緑さん(実名)はマルシェにでかけておりました。
・・・あ、マルシェって、月に一回行われている特設市場のようなものです。
お祭りムードです!
いろいろなお店が出てます。
お祭りみたいな雰囲気もありまして、とっても楽しい。
小松緑さんは新町川付近を散策しておりました。
マルシェに来る楽しみは、いろいろなお店の商品が買えること!
パン屋、お菓子屋、お肉屋、ラーメン屋、干物屋、果物屋、海鮮屋、エトセトラ。。。
雑多に並ぶお店で小松緑さんはとあるパン屋さんのテナントに興味を持ちます。
「あ、これは美味しそう!」
小松緑さんは何個か買って帰ります。
「うーん、これは美味しそう!」
「あ、今日、来れなかった息子にどうかな?」
楽しくパッケージに詰めてもらって家に帰る。
お兄ちゃんやお父さんと楽しく開封しながらお話!
そして食べてみる。
・・・美味しい!
これはまた食べたい味だ!
惹きつけられる!
そこでお兄ちゃんから一言!
「ねえ、お母さん、これはどこのパン屋さん?」
そしてお母さんである小松緑さんは一言。
「・・・さぁ。。。」
これは小松家でリアルにあった話です。
そうです。
例えば、マルシェやお祭りなどで入るお店って、適当ですよね。
パン屋だって、お菓子屋だって、何件もある!
その中で適当に入ったお店。
別にブランド重視で入ったわけでもない。
「絶対に行く」という目的で入ったわけでもない。
そこで買った商品って、いわば「なんとなく」買った商品。
家に帰って、思い出そうとしても至難の業!
でもそれは、パッケージが既製品で、店名が表示されてなかったからです。
だから、小松緑さんは思い出せなかったんです。
茶色の無地の袋だった。。。
店名の印刷がない!
もし、パッケージが別注印刷した商品で、
「ベーカリー松浦」と印刷されていたらどうでしょうか?
「あぁ、そう言えばベーカリー松浦さん」と思い出したでしょうね!
パッケージはブランドを作ります!
お客さんの中で「識別性」を作ります!
「あ、あそこね」を生み出すのです。
「あぁ、うちは小ロットで行きたいから既製品を使うよ」
その考え方は実は要注意!
どれだけのお客さんを逃しているか?!
私は思うんです。
「パッケージは絶対に別注がいい!」
既製品パッケージは小ロットで手配できて便利かも知れませんが、まったく識別性がないんです。
極端に言うと、隣のお菓子屋さんが使ってます!
いや、これは本当によくある話です。
しかも、お客さんに覚えてもらえない、思い出してもらえない!
どんなに綺麗なパッケージ、
どんなに可愛いパッケージだろうが、
覚えてもらえないなら、それは意味がないことなんです。
既製品袋にシール対応していたイチゴイチエさん。
でも、オリジナル別注印刷にして誇りが持てた!
そーいうことだと思うんです。
そんなことが、よくわかる小松緑さんの事例でしたね~。
もし
「あれ?うちですよ!小松緑さんに買ってもらったのは!」
というパン屋さんがあったらすぐにパケマツに連絡してくださいね!
素敵なパッケージを作らせて頂きます!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。