【プロフェッショナル 仕事の流儀 ~言うこと聞かないデザイナー編~】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日はパケマツカラオケ大会でした。
そこで優勝したのが言うこと聞かないデザイナーの桑原基輔氏!
おめでとうございます!
この桑原さんと先週、久しぶりに同行でお客さんの元へ。
デザインプレゼンしておりました。
うーん、そこでちょっと感心したな。
桑原さんとお客さんの担当者との会話に。
桑原「普通のデザインが欲しいんだったら、うちに声かけないですよね!?」
担当「ぷっ!そうですね!違うのが欲しいから頼んだんですよ」
実はこのお客さんの会社はとってもオカタイ空気があります。
奇抜なのを嫌い、ちょっと変わっているのも排除、何事も無難に無難に。。。
そこで「何とか楽しいパッケージを作りたい!」という企画担当者さんの思いから
パッケージ松浦にお声がけ頂いたんです。
提出したデザインは大きく3パターン。
1 定番案・・・ガチガチ普通のデザイン、業界の常識通り。
2 マーケティング案・・・競合他社もしっかりと研究し、売り場でも目立ち、目新しさもあるいい感じのデザイン
3 奇抜案・・・うん、見たことないわ!こんなパッケージのこの商品(笑)
この順番通りで提出したのですが、
さらに面白いなと思ったのが定番案のデザインを出したとき、
「これは会社で会議を通す用です」と一言(笑)
さらにさらに、奇抜案を出したのは
「会議でマーケティング案に落ち着かせるためです」と一言(爆)
要するに、定番案、マーケティング案だけじゃ、おそらく定番案になっちゃう。
でも、いきなりマーケティング案、奇抜案だけだと、「なんだこのふざけた会社は」で全部、会議を通らない。
定番案、マーケティング案、奇抜案の3案あるから、なんとかマーケティング案に落ち着くだろうと。
桑原「うちに期待している乗って、こういうことですよね?!」
担当「そうです、そうです(笑)」
ちなみに、私なら奇抜案を採用しますけどね。
押しに押して来ました(笑)
頼もしーですわ!
桑原さん!
ありがとうございます。
さて、この商談の結果はどこに落ち着くかな?!
まだ内容をお見せできないのですが、担当者さん、会議がんばれー!
10月中には店頭に並ぶかな?
どの案に決まるかな?
乞うご期待です!
そんな言うこと聞かないデザイナー桑原基輔のブログはこちら。
http://ameblo.jp/kuwatti-g/
どーでもいいんですが、桑原の激やせ写真はこちら(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。