【うん、やっぱりパッケージによって感じる値段って変わります。新潟の「しろくまのお米」パッケージ】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
2日連続でお米のパッケージの話を紹介させてください。
今日のもめっちゃ面白いですよ!
まずは、一目ご覧ください!
しろくまのお米
うん、可愛いっすねー。
それだけで手が伸びそう!
パケ買いしそう!
しろくまのデザインが、米粒になっているのですねー。
ちゃんとネーミングとデザインの関連があるっ!
でも、「なぜに“しろくま”なのか?」
ホームページから引用すると、こういうことらしい。
新潟の越後平野で、できるだけ農薬や化学肥料にたよらずに米作りをする「新潟しろくま会」が作るお米。かわいいだけじゃなくて、ちゃんと手間ひまをかけて育てられた心のこもったお米です。で、販売するのは白根熊吉さんが創業した「株式会社白熊」。
色々クマづくしですが、原点は明治までさかのぼる歴史あるお米やさんだそうです。
うん、なぜ「しろくま」なのかは結局、よく分からない(笑)
「株式会社白熊」と名付けたのが勝利かもしれない!
デザインは他にも展開されてます。
鼻がかわいいバージョンパッケージ
しろくま横向きバージョンパッケージ
うん、どれも米粒としろくまのデザインがかわいいですねー。
2合×6袋の無洗米バージョンパッケージもあります。
6種類あって、それだけで楽しい。
試しに金額を調べてみると、この無洗米6袋は3888円!
ところで、1合って何グラムか知ってます?
約150gです。
ということは2合×6袋で、約1.8kg。
ふつうのお米は1kgだいたい400~500円なので、
1.8kgなら1000円弱かな。
・・・ん?
なのに、3888円?!
かなり強みの価格設定!
すばらしい!
安売りなんて、しなくていいんですよね!
ストーリーを感じてもらったら、パケ買いされることもあるのです。
ちなみに、もし、私だったら4690(しろくま)円にするかなー(笑)
この商品は広告の横展開も素晴らしい!
うおー!
カレーの中に、しろくまが入浴してる!
いろんな寿司ネタになってるーーー!
うん、本当に楽しんでますねーー!
パッケージを変え、世界を変えている見本です!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。