【長き沈黙を経て遂に再発売!「今夜は焼肉じゃ」が6倍の売れ行きだとか?!】
おはようございます。
世界初、徳島発、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
いやー。
パケマツが関わった商品で、これだけドラマチックなのがあっただろうか(笑)
北灘生活交流協議会の方と一緒に「焼肉のたれ」をパッケージリニューアル!
一気に売れ行きが増えた途端に、「実は製造許可を取ってなかった」ということが発覚して、
2年以上の沈黙を余儀なくされました。
それが再発売されたのが、徳島新聞で大々的に紹介されておりました!
よかった!
製造許可が下りたんだ!
<2016年11月6日(日)の徳島新聞のリード文章>
鳴門市北灘町の女性らで作る「北灘生活交流協議会」が、
鳴門わかめの茎を有効活用して手作りした焼肉のたれを
同市大麻町の「道の駅・第九の里」などで発売し、人気となっている。
約30年前に考案して以来、一部の地元住民らに親しまれてきた秘伝のたれ。
口コミで評判が広がったため、閉校した中学校の給食室を活用し、
生産量を増やして本格的に売り出している。
松本隆子会長(83)と共に新聞登場です!
ありがとうございます。
文中には
「生産が間に合わないほど売れている」
「単純計算では以前の約6倍以上の生産量」
とも書かれています。
嬉しいっすねー。
実はパッケージリニューアル前はこんなんでした。
「わかめ入り 焼肉のたれ」
食品ではタブーとされる寒色!
さらに「焼肉のたれ」としか書いてない。
私の中で「やりがいがある系」の仕事です(笑)
そこで会長である松本隆子おばあちゃんに徹底聞き取り!
私がぴんと来たのは、松本隆子おばあちゃんと孫とのエピソード!
「うちの孫は“おばあちゃんの焼肉のタレじゃないと嫌じゃ”っていうんよ」
と、隆子おばあちゃんは嬉しそうに話しておりました!
ここからヒントを受けて、生まれ変わったのがこちら!
「今夜は焼肉じゃ」
ネーミングも色使いもまったく変えました。
阿波弁も使って、暖かい色使いで、
おばあちゃんの暖かさも伝わるでしょう?
お孫ちゃんの叫びが「今夜は焼肉じゃ」というネーミングに繋がりました。
再発売されて嬉しいなー!
また買いに行こう!
松本隆子おばあちゃん、ありがとうございます。
「道の駅・第九の里」などで販売されてますよー。
http://www.city.naruto.tokushima.jp/contents/michino_eki/
徳島県鳴門市大麻町桧字東山田53
主要地方道 徳島北灘線
お問い合わせ:088-689-1119
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。