【パケ買いでしかお土産を買わない男(笑)ネコちゃんパッケージの謎を解け!】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>
「松浦さんがお土産を買うときの基準って何ですか?」
「はい、パッケージですね」
「え?」
「パッケージだけです」
「あの~、中身とかは?」
「関係ないです。パッケージだけです。パケ買いだけです」
あ、おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日、Facebookにこんな投稿をしました。
新神戸でネコちやんパッケージ見つけたよ!買って来たので、帰ったら分解してみよう!・・・あ、「かわいい」とかの感情ではなく、「分解して形状を確かめたい」と思っちゃうのは職業病です。あ。そー言えば、中身が何かも知らないや(笑)#パッケージ#パッケージデザイン
松浦陽司さんの投稿 2017年2月11日
新神戸でネコちやんパッケージ見つけたよ!
買って来たので、帰ったら分解してみよう!
・・・あ、「かわいい」とかの感情ではなく、「分解して形状を確かめたい」と思っちゃうのは職業病です。あ。
そー言えば、中身が何かも知らないや(笑)
もっと正確に言えば、どこの会社の、なんていう商品名かも知らなかったというお話(笑)
ちなみに中身を食べることはほとんどありません。
基本的に、会社や家庭で「中身は食べてね!パッケージは置いておいてね」と、完全なる「パケ買い」です(爆)
帰って開けると、ショコラ・ド・ティラミスでした。
(アーモンドをチョコでコーティングしたようなもの)
家族が食べられるものでよかった(笑)
このネコちゃんパッケージ、非常に凝ってます。
それはひと目でわかります。
・ネコちゃん型に打ち抜かれている。
・リボンを内職加工で取り付けて可愛さを増してる。
・特殊紙(特別な黒い紙)に銀の箔押しでミステリアスさも。
・しっぽのように見える型押し。(木型で打ち抜くときに尻尾型をつけているのだろう)
うん、とっても凝ってますが、私が最大の疑問に思ったのがこちら!
・どうやって貼っているのか?
これが気になって、気になって。
だいたいのパッケージは頭の中にラフな展開図を描けるのですが、
・・・いや、正確に言うと描けたのですが、、、貼れない。機械で貼れないはず。
・・・ということで、いよいよ分解してみましょう!
こんな感じでした。
うん。
展開図は思ったとおりではあったのですが、びっくりしました。
貼り付けは「両面テープ」で行われていました。
つまり、機械貼りじゃなかった。人の手によって貼られていたのです。
専門的な話をすると、罫線と糊を引くラインが平行なら機械貼りできるのですが、
どうやっても平行にならなかったんでしょうね。
だから、手貼り。
ここまでしてネコちゃん型パッケージを作ったとは!
単純に関心しました。
これからも、パケ買いしていきます(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。