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2017年05月10日

【三方よしって理想論?!くりやさんのオコメールなら実現可能!】<パッケージデザイン・制作のパッケージ松浦(四国徳島)>

おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。

「三方よし」ってよく言いますけど、あれって理想論なんじゃ?
売り手と買い手の間でよくある見解の相違と言えば、
買い手(消費者など)は「ちょっとでも安く買いたい」
売り手(製造者など)は「ちょっとでも高く売りたい」ってこと。
お互いが思っていることが真逆だから、トラブルが起こったり、不満足が発生しちゃう。

これってどうやって解消したらいいんだろう?
うん、どっちかが変わればいいいんですね。
買い手は「ちょっとでも高く買いたい」
売り手は「ちょっとでも安く売りたい」って。

でも、買い手=お客さんが「高く買いたい」なんて言ってくれるのはまさに夢?!

いやいや、そう思ってもらう必要はないのかも知れないです。
お客さんが感じてくれる価値を上げて、「この値段なら安い(もしくは適正)」と感じてもらう。
でも、その値段は企業にとってしっかり利益があるということが大切。

「くりや×パッケージ松浦」のコラボプロジェクトで、オコメールを2社から販売しました。


この間の雅乃郷さんの「神武米」


そして、JAアグリあなんの「阿波美人」です。

オコメールは香川県のお米屋さん「くりや」さんが独自に開発した商品で、
中身はお米なんですが、1合(150g)や2合(300g)入りで、
パッケージがめっちゃ薄く(17mm以下)で仕上げているんです。

結果、「食べるためのお米」というよりは、
「販促グッズ」「企業ノベルティ」「雑貨」として取り扱われるようになって、
普通のお米を150g換算したときより、かなり高めで取引できるそうです。

うーん、パッケージを変えることで、
お客さんや、お客さんを感じる価値、なんだったら売り場まで変えちゃったんですね。
すごい。

でも、ボクが一度、くりやの徳永真悟社長と話をしていてびっくりしたことがあります。
「このオコメールに使うお米の時だけ、生産者を値切らなくていいんです」

どうしても、お米屋さんとして、飲食店などに卸すときは「安くしろ」と叩かれることがある。
結果、生産者さんに値切りのお願いをしないといけない。

でも、オコメールに変えることで、生産者を値切らなくていい。
うん、買い手が「適正価格で買いたい」と思っているすごい温かい話だなと感じました。

これって大事なことですよね。
商売って、三方よし。
売り手よし、買い手よし、世間よしになるのが理想。
これをこの「オコメール」で生み出しているんですね。

先日、高松で徳永社長とサシ飲みをしていて、いろいろとご指導を頂いたり、
思い出したりしたことを今日はブログに書いてみました。
ホントに見習いたいことばかりです!

徳永社長、勉強させていただいてありがとうございました。

くりやHP
http://www.kuriya.jp/

オコメールについて詳しいページ
http://oco-mail.jp/product/

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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