【語りかける口調のネーミング!日高食品工業さんの商品ネーミングは面白い4連発!】
商品のパッケージに書くネーミング、とっても重要です!
よく考えなしにネーミングをつけるとこうなります。
××菓子
○○わかめ
△△のたれ
◆◆昆布
これだったら、他の商品と何の差別化もないどころか、お客さんが見て違いすら分からない!
お恥ずかしい話、徳島のお土産物屋さんには「鳴門わかめ」っていう商品がいくらあるものか?
せめて、ネーミングを変えてあげないと!
ボクが優秀だなーと思うのがこちら!
ごはんですよ!
うーん、呼びかけてますねー、お客さんに。
ご家庭でお母さんが「ご飯ですよー」って呼んでるシーンが目に浮かびます。
普通に名前をつけたら「佃煮のり」ですよ。
これじゃ、売り場でうもれちゃうこと間違いなし!
「ごはんですよ!」だから、これほどまでにロングセラーになっているんですよね!
先日、訪問させてもらった日高食品工業さんのパッケージを、
パケマツでも4点ほどさせていただいているのですが、どれも面白いネーミングですよ!
「毎日海藻、足りてますか?」
これも語りかけ口調。
海藻が体にいいことを知っている人は多い!
だけど、実際に毎日食べている人なんていない。
そんな人の心に響きそうですね!
こんなんもあります。
「ねえお母さんだしってなぁに?」
これは子供の目線の語りかけ口調。
実際にこんな質問をされたら困っちゃうお母さんもいらっしゃるのでは(笑)?
こんな言葉もドキッとしますね。
「今日は昆布 だし用」
「今日は昆布 たべる用」
今日はしっかりと昆布でだしをとって調理するぞーって気持ちが伝わりますよね!
イラスト女性の八木さんも「今日の私は三ツ星シェフよ」って言ってます♪
こんなふうに、単に「××昆布」や「○○のだし」「△△わかめ」じゃなくって、
語り口調でシーンを伝えてあげるのもいいですねー!
日高食品工業
http://hidaka.yh.shopserve.jp/index.html
〒671-0254兵庫県姫路市花田町勅旨30番地の1
TEL:079-251-1152
FAX:079-251-1153
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。
2 件のコメント
松浦さんの本やブログ読ませていただきました。
あまり本の読まない私が電車で夢中になってしまうほどの興味深い内容でした!Facebookもフォローさせて頂きました。現在、私は大学の研究室のプロジェクトで北海道の中小企業さんのパッケージデザインを開発しているところです。今回松浦さんの本から学ばせて貰ったことが本当に沢山あり、ブログにも興味があったのでコメントさせて頂きました。これからも投稿楽しみにしています!
平井さん、嬉しいコメントをありがとうございます。
北海道から応援してくださってて嬉しいです♪
これからも楽しいパッケージ開発や紹介していきます!
どうぞ、宜しくお願いします。