【レトルト食品パッケージの究極デザインレイアウト3つの約束】
今日は業界人が意外と見落としている
【レトルト食品パッケージの究極デザインレイアウト3つの約束】
レトルト食品のパッケージを見ていて思うこと。
「パッケージデザインの良し悪し」の前に「そのデザイン配置の方向が悪くないか」ってこと。
例えば、レトルトケースは大抵はこのように表示されます。
マルブンパスタケースのスーパー「フジ」での展示!
正面からドーン!
こうなると正面のデザインはとっても大切。
あ、でもパッケージ下側1/4~1/3くらいはお店によては隠れるところがあるので気をつけて!
するとお客さんの目線は若干ながらもパッケージ天面に行きます。
その場合、ちゃんと読めるように、パッケージ正面に対して「上向き」が大切。
もちろん、文字レイアウトは横書き。
うーん、でも反対向きにしちゃって読みにくいケースもあるよね。
これは勿体無い!!!
さらに流行っているのが「パッケージを本のように見せよう」というブック型展示!
こうなるとパッケージに大切なのは「側面」になります。
当然、パッケージを立てて表示するので、側面の文字デザインを横書きにすると、、、
うーーーん、なんとも残念な感じになります。
そう!当然ながらパッケージ側面の文字レイアウトは「縦書き」になる!
こうするとブック陳列にも対応します。
さー、スーパーではこれでOKなんですが、コンビニを考えてみましょう。
おおーーっと、こんな平置き展示されますよね。
パッケージを寝かせて展示。
できれば、パッケージの底面もきっちり商品面が読める正面に向かって「上向き」レイアウトが大事です。
ここで側面と天面&底面に関しては「賞味期限表示」の問題があります。
パッケージ裏面に表示できるのが一番だとは思います。
無理な場合でも、できるだけ大きく商品名を入れるのが大切ですね!
ということでまとめ!
【レトルト食品パッケージの究極デザインレイアウト3つの約束】
1)パッケージ正面デザインの下部はプライスカードに隠れてしまうことがある場合を意識しよう!
2)パッケージ天面は正面デザインに対し上向き、底面のデザインは正面デザインに向かって上向き!
3)パッケージ側面にはブック陳列対応で縦書きで商品名を入れよう!
これでアナタのレトルト食品もばっちりです!
でもね、でもね、、、、こんな展示法もある。
これをやられると、上記法則は成り立たない(泣)
コンビニでは時々見かけるこの陳列方法。
もう、こんなパッケージ屋泣かせの圧縮陳列はやめましょうよーーー(笑)
でも、セブンイレブンの独自商品なら、パッケージ下の方にもしっかり商品名を入れて、パッケージを正しい向きにセットする方法もあると思うんですよね!
いかがですか?セブンイレブンさん?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。