【「安全安心」ってアピールポイントにならないよね!でも進化させることができる!】
おはようございます。
連休になると、起きるのが1~2時間遅くなる松浦陽司です。
今日は3時間遅れたなー(笑)
ボクはよく食品業界の人たちにこんなことを言います。
「安全安心を大きなアピールポイントにしたらダメですよ!」って。
「安全安心」って当たり前なんですよね」
むしろ「不安全不安心」な食べ物って販売してもいいんですかって話(笑)
ところが、パケマツは理念の中に「安全安心」がある。
パケマツの売り物は「安全安心」と「販売促進」だと。
でも、社外的には「安全安心」を大大定期には謳ってない。
これは「100点で当たり前」という意識があるから。
例えば「安全安心ポイント」である
1)箱の寸法が間違っている。
2)袋の材質が間違っている。
3)シールの印刷が間違っている。
4)納期に間に合わない。
これら「安全安心」事項に、1点でもマイナスが入ったらどうなるか?
100点-1点=99点
・・・じゃないのは伝わりますね。
だって、袋の材質が間違っているだけで、そのパッケージが0点になる。
100点-1点=0点
になるわけなんですよね。
だから「安全安心」という商品を忘れないように、大事にするように、大切にするように、理念の中に入っているんです。
「安全安心には減点はあっても加点」はないんです。
・・・と思ってました。
年末の朝礼で、パケマツの小松緑さんがこのような発言をされました。
「安全安心というのは、物理的だけでなく、心理的にも安心できる状態です。
年末は荷物が出荷されていても、運送の混み合いで届くかどうか不安な方がいます。
だから、運送便の送り状を取り寄せて、先方さんにFAXしておきます。
そうすると、“ああ、出荷してくれているんだ”と安心度が高まります」
あーーー!とボクは感じました。
「そうか!安全安心にも加点があるんだ!」って!
このフレーズ
「安全安心というのは、物理的だけでなく、心理的にも安心できる状態です」というのもいいですね。
考えてみたら
「健康」とかも「身体的」だけじゃなくって「心理的」にもが重要です。
こんな風に考えてくれる小松さんが居てくれてボクは嬉しいし、勉強になりました!
ありがとうございますっ!
「安全安心」も当たり前の事とせず、「ありがとう」が生まれるように進化させて行く2018年にしたいと思います。
そんな小松さんは昨年末に勤続21年を迎えました!
長年、パケマツを見守ってくれてありがとうございます。
ささやかながら、お祝い忘年会も開催されました。
これからもパケマツを温かく見守ってください!
そしていろいろとご指導くださいませ!
どうぞ、宜しくお願いします。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。