【「ネーミングってどうやって決めるの?」と悩んでいる方への6ヒント!】
おはようございます。
さー、今日は青森県りんご協会からお客様が72名やってきます!
もちろん、パケマツ受け入れではないですけどね、入らないから(笑)
お会いできるのが楽しみです!
さーて、パッケージとネーミングの関係性ですが、とっても重要なのは体感する通りです。
「ネーミングってどうやって付けるの?」って聞かれることもあるし、ネーミングリニューアル提案することもしばしば。
では、どんな風に決めているのでしょうか?
商品の特徴を最大限に伝える場合はこちらの2商品です。
徳島産の「ひじき」であることを最大限に伝えようと思ったらどうなったか?
「徳島生まれの 徳島の漁師による とくしま漁連がおすすめする ひじき」
めちゃめちゃ長い名前になりました!
他にも
「この仕事を始めたときの夢
鳥取代表
挑戦するのは町はずれにある小さなとうふ屋
二代目平尾隆久 二児のパパ
なぜかれは鳥取にこだわるのか?
終わりなきとうふ作りへの思い
「止まない雨は無い」
とうふ屋の手しごと
それは食べてみてのお楽しみ」
長ーーーー(笑)
なんと109文字の長いネーミングのパッケージ!
でも、どんな商品か、ストーリーも含めてめちゃめちゃ伝わりますよね。
「ネーミングは短いほうが覚えられやすくていい」って言う人もいますが、
そもそも「伝わらないとないのと同じ」ですから、
「ネーミングは長くても伝わる方がいい」のです。
また、勢いでネーミングを付けるときもあります。
「今夜は焼肉じゃ」
これは北灘婦人会の松本貴子会長が
「うちの孫がな、今夜は焼肉じゃ、おばあちゃんのタレで焼肉じゃって喜ぶんじょ」と、
コメントしてくれたのがきっかけで、そのままネーミングにしたもの。
ちなみに、リニューアル前がこちら。
ちょっと寒々しいかなー、食品にしては(苦笑)
体験が伝わって、売上が6倍になったそうです。
よかった。
実はこの勢い系ネーミングは大手もやっていることです。
エステーさんの3事例です。
「消臭力」
当時、人気のあったプロレスラー「長州力」さんをインスパイアしたことは間違いない(笑)
実際にそのように当時の鈴木社長は語っております。
しかし、強力消臭が伝わってきますね。
「ムシューダ」
無臭に防虫することが勢いよく伝わるいいネーミングですね。
「かおりムシューダ」
無臭、、、にならないのに、ムシューダなんて(笑)
これに関しては「矛盾している!」という意見が大多数だったようですが
やはり当時の鈴木社長が
「矛盾してますね。ムシューダってニオイが無いからムシューダですからね。それに香りだなんて言ったら論理矛盾です。でも、議論したって始まりませんから「今だ!やっちまえ!」って事で私が決定しました。」
と勢いで決めたしまったそうな!
でもこれで大ブレイクしたというから面白い!
ネーミングとパッケージの関係性ってとっても面白いですね!
今日は自社事例と他社(エステー)事例と含めてお話させていただきました!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。