【固執せず商品の価値を変えよう】~独自化路線を進む3つのパッケージ~
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
いやー、日本相撲協会の理事から貴乃花親方が圧倒的な落選しましたよね。
もう途中からボクにとっては、どうでもいいニュースだったんですけど、
なんであそこまで相撲協会に固執するんだろうか??
若乃花は早々に相撲という世界から「タレント」へ転身!
「お兄ちゃん」という相性で親しまれてますよね。
人には価値がたくさんあって、固執するべきではないと思います。
さて、あなたは今の商品の価値に固執してませんか?
パケマツのクライアントは食品の会社が多いです。
多くの方は「うちのは旨い、食べてみて」と言います。
でも、旨さだけに固執してると、他の商品と全く同じになっちゃいますよ。
どの会社も「旨い」「美味しい」と言ってると、
お客さんも「じゃあ、どこも美味しいのね」ってなっちゃう。
さらに「美味しいものが必ず売れる」ってこともないですよね!
じゃあ、「食べる」以外で価値を生み出している商品を3つ紹介しますね!
<その1 ちくわ>
「食べる」から「遊ぶ」へ目的のチェンジ!
パッケージに目立つように「ちっかーず」という徳島県のキャラクターが印刷されています。
普通に見えるこのパッケージには実は仕掛けがありまして。。。
「ちっかーず」の本体部分をわざと透明にして、ちくわの色を見せているんですね
それによって、ちくわをスライドして引き抜くと、、、ちっかーずの色が変わっているように見える。
この商品、「孫が喜ぶから」とおじいちゃん、おばあちゃんに大好評なんです。
(より詳しくはこちら https://www.p-matsuura.co.jp/result/145.html)
<その2 豆腐>
「食べる」から「面白い」へ目的のチェンジ!
豆腐といえば「食べる」のが当たり前ですが、これは大胆!
「おっぱい型」にしちゃった!
「マリリンのおっぱい」
豆腐をおっぱい型のトレーに入れて、そーっと取り出すと、これこの通り(笑)
「うわー、おもしろい!」という人も多数!
もちろん、このような商品なので、反対に思う人も多数ですけど(笑)
ちなみに、ネーミング「マリリンのおっぱい」の由来は、
おっパイと言えばセクシーでしょう。
セクシーと言えばマリリンでしょう!・・・って感じ(笑)
(より詳しくはこちら https://www.p-matsuura.co.jp/result/18201.html)
<その3 豆腐2つ目>
「美味しい」から「ネコ好き」へのチェンジ!
ずばり「ネコ豆腐」!
豆腐なのにありえないネーミング(笑)
この奇妙なネコのキャラクターを採用することで「かわいい」と思ったネコ好きが購入してくれる。
もちろん、逆にネコ嫌いや気持ち悪いと思った人は買わない(笑)
ちなみに、この商品、さらに人気がでて、ネコ豆腐Tシャツまで販売されようになったからびっくり(笑)
(より詳しくはこちら https://www.p-matsuura.co.jp/result/13386.html)
はい!
こんな風に本来の価値だけに固執せず、商品の価値そのものを変えちゃうことも考えてみたら面白いですよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。