【パッケージコストを下げているのに、会社のブランド力を高められる場合がある その2】~ラミ袋の別注オリジナル~
おめでとうございます!
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
昨日のブログはこれでした。
【パッケージコストを下げているのに、会社のブランド力を高められる場合がある その1】~その魔法のパッケージとは紙袋~
・・・ということで、本日は「その2」です。
それは「ラミ袋」です。
ラミ袋、、、って言っても分かる人にしか分からないですね(汗)
お菓子屋さんで饅頭やパイなどのお菓子が入っている個装袋と思ってもらったらいいですね。
もちろん他にもポテチの袋とか、袋のインスタントラーメンの袋とか色々とあります。
まず、分かりやすいところで「菓子袋」の場合。
よくすることがあるのが、透明の袋に、店名のワンポイントシールを貼るパターン。
でも冷静に考えると、2つのロスが発生しています。
1)袋とシールという2つのパッケージを発注している。
2)袋にシールを貼るという人件費が発生している。
そう考えると、菓子袋をオリジナル別注で作ったほうが、結果的に単価も安いし、人件費もかからないってことになります。
業務用の袋でも同じことが言えます。
パケマツの、冷凍用袋の無地の既製品を使っていました。
購入単位は10ケース。
・・・えっ?!10ケースも!?
そう、最初にサイズ確認や材質確認をするために、既製品の袋で試していました。
それでOKだったので、そのままその既製品袋をずっと使っていた。
でも、10ケース(たしか合計3万枚くらい)を買ってるなら、別注できる。
そこでボクが
「あれ。これ別注したほうが絶対に安いですよ」
・・・で、見積もりしたら2割安くなった。
「厚み、こんなに必要ですか?」
「いや、別にちょっとくらい薄くても大丈夫」
これでもう1割安くなった。
こんなことがありますよー。
まあ、パッケージコストを下げているのに、会社のブランド力を高められる場合がある場合は、昨日の撮合わせて概ねこんな2パターン!
1)紙袋
2)ラミ袋
この2つの場合は、たくさん使っているのであれば、既製品よりも別注品、つまりオリジナル商品を作ったほうが、単価が下がる場合が多いです!
しかも、ブランド力の高まるオリジナル印刷ができる!
折角なんで、コストも下げて、ブランド力を高めませんか?
「あれ?そう言えば心当たりが!」なんて思った方は、ぜひパケマツまで連絡くださいねー。
<追記1>
もちろん、お店の倉庫の都合で「何ケースも在庫できないよー」という場合もあります。
それに「支払いが一気にしないといけないのは辛いなー」って都合もあります。
お店の状況に合わせて考えてみてくださいねー。
<追記2>
これが変な話で「紙袋」「ラミ袋」の場合は別注オリジナルの方が安い場合が多い。
でも、「ポリ袋」になるとまた話が逆に、既製品の方が安い場合が多いんですね。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。