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2018年05月24日

【人はなぜお土産を買うのか?】~観光客がカレーを買う基準の話~

あなたが旅行や出張に行ったとして、日本全国のお土産物屋さんで買うものってなんですか?
お菓子でしょうか?
カレーでしょうか?
いえいえ、違いますよね。
「その土地の思い出」じゃないですか?

あ、おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。

北海道に行って、カレーを買うとするじゃないですか?
するとどっちのカレーを買いますか?

1)ボンカレー
2)北海道の鮭カレー

もう火を見るより明らかですよね。
北海道の鮭カレーです!
(あ、念の為に、架空のカレーです)

なんでかって、だって、ボンカレーは日本全国で買えますもん!
北海道の鮭カレーは北海道でしか買えませんもん!
北海道で買って帰るのは「旅の思い出」ってことが明らかになりますねー。

ただ、ボンカレーでもこのパッケージで売られていたらどうなるか?


もう懐かしい松山容子さんがメインとなったパッケージ。

実は沖縄ではまだこの松山容子さんパッケージで売られています。
なぜか沖縄だけはこれでないと売れないらしい。
すると、こんなエピソードもついて、「沖縄土産」として販売されているんですね!

買って帰ってこんな感じの会話が予想されます。

あげる人「ほら、沖縄土産買ってきたよ」
もらう人「なんでやねん!?ボンカレーやん?!沖縄関係ないやん!」?」
あげる人「いやいや、実はな。このボンカレーは沖縄でしか手に入らへんねん」
あげる人「どういうこと?」

こんな感じになるんですね。

パッケージが変われば、いつものボンカレーが、沖縄土産に変身する!
こんなことが起こりうるんですよね。
パッケージを変え、世界を変えるって話です。

あ!
ちなみに、ボンカレー発症の地である徳島でも松山容子さんパッケージで売られていたりします。
徳島空港でも売ってますよ♪

この記事を書いた人

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パッケージマーケッター 松浦陽司

1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。

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