【インド人完全無視カレーは一体どんなストーリーで生まれたのか?】
例えばカレーを売る時に
「旨いです」
「素材にこだわってます」
これじゃあ、もう誰も見向きもしてくれない時代になりました。
それよりも
「話題性がある」
「ご当地感がある」
なんてことに価値がある。
選んでもらうには、+αが必要な時代になったのです。
あなたの商品には選んでもらえる価値はありますか?
あ、パッケージマーケッターの松浦陽司です。
今日はちょっと極端な例ですが、こちらをご紹介します。
うわーーー、なんじゃー、こりゃー!
「インド人完全無視カレー」
神戸で見かけた時に、思わず笑ってしまいました!
その開発秘話が面白い!
一流の料理人であるインド人のイムラン料理長を商品開発で迎え入れた!
…にも関わらず、そのイムラン料理長のアドバイスは完全無視!
うわー、イムラン料理長、切なかっただろうなー。
せっかく、呼ばれてやってきたのに完全無視とは(泣)
パッケージ右上には、そのイムラン料理長がイラストで哀愁を漂わせています。
うーん、見るに忍びない。
しかも、インドカレーを作るのに、パッケージ左上にはこんなことがっ!
「本格インドカレーにトムヤンクンを入れてやりました」
うわーーー、インドカレーに、タイ料理を入れる暴挙(笑)
パッケージの下の方のコメントが笑います。
※私が無視されました
インド人シェフのアドバイスを全部無視して作ったので、日本人の味覚にあった最高に美味しいカレーに仕上がりました★
なんてこった!
そんなにまでとことん、無視をするとは。
どのくらい無視をしているのかと言うと、、、
参考
普通
無視
素無視
ガン無視 この5段階で最高の「ガン無視」ですからねー(笑)
パッケージ裏目にはもっと詳しい説明もされていますが、
なんせ、イムラン料理長にとってはお気の毒な商品開発。
実は2年前に冷凍カレーとして大ヒットしていた商品。
これがレトルトカレーになって帰ってきたものです。
売り物は完全に「味」でも「素材」でもなく、この商品を開発するに当たっての「ストーリー」や「話題性」あるいは「面白さ」になりますね。
冒頭にも言いましたけど、今日のはちょっと極端な事例ではありますが、こんな商品開発も楽しいですね!
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この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。