【50人に一人がめっちゃ喜ぶパッケージの仕掛け】
「誰も喜ばない2%OFF」を「誰かが飛び跳ねて喜ぶ2%OFF」というブログを昨日書きました。
それは50人に一人無料!
ANAさんの2002年のキャンペーンのお話でした。
では、それをパッケージマーケティングに置き換えると???
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
養老軒というお菓子屋さんが岐阜県にあります。
こちらで大人気の商品が「ふるーつ大福」です。
うーん、フルーツぎっしりでとっても美味しそう!
さて、大福には付いていることの多い台紙。
このフルーツ大福にもついてます。
でも、無地台紙じゃなくって、
養老軒さんのキャラクターである「小福ちゃん」が印刷されているんですよね。
かっ、かっ、かわいい。
この小福ちゃん、普段は両目をぱっちり開けているのですが、
数十枚に一枚だけ、ウインクしている小福ちゃんがいるんだそうです!
それがこちら!
そう、ウインクした小福ちゃん台紙がでたら「当たり付き」なんです!
この台紙をお店に持っていったら、
ふるーつ大福1個と交換してくれるんですよね!
当たったら、
「やったーーー」ですよね!
ボクだったら、
SNSにアップして喜びを伝えます。
すると、その投稿を見たボクの友達が、
「羨ましいなー、私も。。。」と、
養老軒に小福ちゃんを買いに行くかもしれません。
その友達が、また当たったら
「やったー」とSNS投稿して、
そのまた友達が。。。(笑)
確率は知らないのですが、
仮に50枚に1枚の当たりだとしたら、
2%OFFでこれだけ喜んでもらえる商品が生まれるとは!
50人いたら、50人全員に好かれなくてもいい。
たった一人、熱狂的に喜ばせることができたら、
それは500万人に響くのではないでしょうか?
面白いと思いませんか??
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。