【商品固有の価値、「らしさ」ってなんだろう?】~岡山南高校開発「南紅菓」パッケージ~
商品の「らしさ」ってなんだろう?
例えば、お菓子だったら「美味しいこと」かな?
いやいや、そんなことはほぼ全てのお菓子に言えることなので、
固有の「らしさ」じゃないですね。
パッケージによって、そんな商品固有の「らしさ」を創ることはできないだろうか???
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
岡山にはこんなお菓子があるんですよーーー。
南紅菓(みなみこうか)
かわいい女子校生の制服型のパッケージですね!
それもそのはず!
このお菓子は、岡山県立岡山南高等学校の生徒さんが
洋菓子店「サンドリヨン」だんとコラボして開発した商品なんだそうです!
中身は紅茶の香りがするメレンゲ菓子。
そう!
勘の鋭い方はお気づきでしょうか?
岡山「南」高等学校の
「紅」茶の香りがする
「菓」子なので、「南紅菓」と名付けられています。
そう、商品に対して、こんなストーリーがあるんですね。
このお菓子を普通の可愛い手提げのパッケージや
美しい缶パッケージで売り出していたらどうでしょうか?
たぶん、他のお菓子たちに埋もれてしまって、
お客様の目にも触れない。
制服型のパッケージにすることで
「え?なんで?」となって
「実は岡山南高等学校の生徒が開発したんです」とストーリーが語れる。
これがこのお菓子の固有の「らしさ」なんじゃないでしょうか!
岡山の
アリオ倉敷、
天満屋ふるさと館、
イオンモール岡山、
天満屋岡山店などで販売されているようです。
よかったら、手に取ってみてね♪
ちなみに
このパッケージは「思わず手にとるパッケージデザイン」にも掲載されているそうです!
すごいですね!!
(ボクも、Amazonで頼みました。早く届かないかな?)
この情報を教えてくださったのは
岡山南高校の熱田みちる先生!
ありがとうございます。
しかし、岡山南高校のブログを見てると、
なんて楽しい校風なんだと伝わってきます!
ぜひぜひ、ブログをご覧ください。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。