【あなたはどっちの「どん兵衛」パッケージに目を奪われるのか?】
人は視線を奪われる。
より、興味が強烈な方だ。
さて、お馴染みの「どん兵衛」のパッケージ!
2つ並べてみると、あなたはどちらに強く目を奪われますか?
多くの方は、右側だったのではないでしょうか?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
実は「人は人の顔に強く惹きつけられる」という法則を持っています。
それはなぜか?
一説には、赤ちゃんがこの世に生を受けて初めて目が見え始めて、
その時に一生懸命に探すのが「お母さんの顔」なんだそうです。
だから、同じ商品でも
ノーマルバージョンと
吉岡里穂ちゃんが登場するパッケージだと、
人物が登場している方に目を奪われやすいってことですね。
決して、可愛い子に目を奪われるからではない(笑)
もちろん、これは同じ商品同士で並べた場合の話です。
実際の商品棚に並ぶと、他の商品の兼ね合いなどもあります。
でも、それでも、顔が出ている方が、目を惹くのが
実際のコンビニやスーパーなどに行って、
陳列棚を見ていると体感できますよ!
どん兵衛さんはキャンペーン的に、
女優を出したり、ノーマルに戻したり、また季節感を出したり、
うまい具合にパッケージをリニューアルかけて、楽しんでますね。
最後にもう一回、画像を出してみましょう。
「パッケージに顔を出す」ってのも、
一つ、人目を惹きつける要素になりますよ。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。