【商品をパッケージで「思い出化」して、価格競争から脱却だ!】
人々は消耗品を消費するときには価格を非常に気にするけど、
思い出を購入するときには、価格が気にならなくなる
普段はマヨネーズの値段やトイレットペーパーの値段が気になっちゃう。
買うときによくよく値段も比較します。
でも、ほら?
映画とか劇団四季とかを見て感動したあと!
その後に買うパンフレット!
うすーーーい本なのに!
1000~2000円で高いのに!
平気で購入しちゃう。
あれって、なぜなんだろう?
こんな風に、商品を「思い出化」したら
あなたの商品も価格競争に巻き込まれないかも知れません。
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
この間、羽田空港で思わず買っちゃったキットカット!
それはこちらでした!
キットカット HANEDA LIMITED PACKAGE
そう、羽田空港限定パッケージです。
一見して、パッケージで「違い」が分かりますね。
そいう、このパッケージは飛行機になります!
切り取り線、折れ線があって、飛行機に組み立てれるのです!
販売しているのは「羽田空港限定」!
そう、飛行機を思い出にしたい人たちが集まっているのです。
こうなってくると、他の商品とはまったく価値が違います。
生まれ変わるのです。
ちなみに、組み立て方は裏側に書いてあります。
ボクも思わず、娘の凛に買って帰りました!
(まだ、組み立ててないけど)
中身は可愛いパッケージなんですが、
正直言うと、ボクは中身よりパッケージを買いました!
(あ、食べましたけど、もちろん美味しいですよ)
こうやって、飛行場に来たなら「飛行機」になるパッケージにする。
思い出をパッケージによって価値化するって楽しいですね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。