【小学校4年生が語るマーケティング理論】~マイナスをプラスに変える商品開発~
「これは商品の致命的欠点だ」
人って欠点はよく見えます。
でもね、その欠点。
見る角度を変えたら、長所に見えたりしないですかね?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
先日、娘の凛と一緒に南あわじに行きました。
そこで見つけたこの「ちくわ」に凛が関心してました。
「チーズが大きすぎてちくわが割れています」
商品名が、ズバリ、商品の特徴を表現してますねー。
この商品を見たときに、凛が言った言葉に関心しました。
「お父さん、この商品はね!
きっと、チーズを詰めた時に、
割れちゃった竹輪が何本が出たんだよ!
その竹輪がもったいないから、
商品名を“チーズが大きすぎてちくわが割れています”って表現にして
売り出したんだよ!
すごいねー」
うーーーん、我が娘ながら、この発想に
それこそ「すごねー」って思いました。
ちなみに
「凛、なるほどねー。
それはすごい発想だね。
ちなみに、お父さんはこう思うんだ」
と前置詞を付けて、お父さん予想も語ってみました。
「お父さんの予想だと
チーズを竹輪の穴から詰めるのが大変だったと思うんだ。
だから、チーズを最初っから割っちゃった!
その割っちゃった言い訳に
“チーズが大きすぎてちくわが割れています”って言っちゃおいう!
そうなったんじゃないかな?」
そう言うと、凛は
「そうかも知れないねーーー!」って言ってくれました。
こうやって親子でマーケティング談義するのって面白い。
ちなみに、販売者のオキフーズさんのホームページを見たけど、
この商品のことについては書いてなかったですね。
http://www.okifoods.co.jp/
商品はおいしく頂きました!
もし、真相をご存知の方がいらっしゃたら
こっそりと教えてくれると嬉しいです。
マイナスをプラスに変えるパッケージマーケティングだな!
ありがとうございます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。