弱みを強みに変える商品開発 ~小林ゴールドエッグさん事例~
「うちの会社は弱みばっかりだ」なんて嘆いている場合じゃない!
・・・と思われる皆様へ。
おはようございます。
ここ4日間ほど、マラソン練習をさぼっている松浦 陽司です。
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自分の会社を好きになると、弱みが強みに見えてくる
小林ゴールドエッグ 小林真作社長
私の友人であり、経営者仲間である彼の言葉。
真を得ていると思います。
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小林真作氏は前職が大手食品製造でした。
何億食もの納豆を、大量、同品質でつくる仕事でした。
そんな彼が会社に戻り絶望!
自社で養鶏場を構えずに、生産者さんから仕入れる仕組みの小林ゴールドエッグ。
品質が各養鶏場でバラバラなんです。
そりゃそうです、だって、場所も食べ物も何もかも違う訳ですから。
「品質が揃わない!これはわが社の弱みだ!」
当時の彼は言っておりました。
それが、何がどうなったのか、
「80種類を超えるたまごのレパートリーはわが社の強みだ」と力強く宣言!
「料理をつくった時に美味しいたまごの開発をしよう!」
それぞれの料理にあう卵を研究しました。
何度も試食を繰り返し、つくったレパートリーはこちら!
その他もたくさんあります。
なんで、こんなことができたかというと、
「品質が揃ってないから!これが強み!」ということです。
最初と丸っきり逆で面白いですね!
入社当時は自分の会社が嫌いでした。
でも、逃げることはできません。
自分の会社を好きになって、好意的に商品を見つめた時に、この商品開発に至ったそうです。
すると、パッケージも変わりますね。
いつものパックではなく、
きちんと貼り箱に入れて、贈答用として生まれ変わります!
(もちろん、買いやすい4個入りなどはパックです)
ちなみに、貼り箱はパッケージ松浦で手配させて頂いてます。
有り難うございます。
みなさんもひょっとしたら、「うちの弱みだ」と思っていたことが、
「強み」にひっくり返り、新商品、新戦略が生まれるかも知れませんよ!
発想も新たに、パッケージも新たに、商品開発に取り組んでみませんか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。