金のエンゼル 銀のエンゼル 方式でお客さんと楽しもう
「パッケージに面白さなんて要らない」と思っている貴方へ
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日は同友会でプレ発表してきました。
10月6日が本番です!
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金のエンゼル 銀のエンゼル
森永製菓 チョコボールのキョロちゃん
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森永のチョコボールもご存知ない方はいらっしゃらいですね。
ご存知、金のエンゼル1枚か、銀のエンゼル5枚で、
おもちゃのカンヅメと交換してくれます!
でも、私、金のエンゼルって見たことないです。
だれか、見たことありますか?
※金のキョロちゃんもあるらしい。
レアものが購買意欲をくすぐることもありますね。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10982265343.html?
さて、2日続けて、日乃出本店さんを紹介させて頂きました。
●9本入りの話
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11016416174.html
●3本入りの話
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11017430775.html
さて、商品の形態が変われば、もちろんターゲット、コンセプト、売り場などまるで変わってきます。
そこで、同じパッケージや販促物を使うというのは効果的ではないですね。
日乃出本店名物の「壱億円札」ももちろん変わってきます。
壱億円札は元々、話題づくり、口コミづくりのコンセプトがありました。
3本入りの発売に当たり、日乃出本店の西川弘祐(こうすけ)専務から相談を受けます。
「従来の話題づくり、口コミづくりというコンセプトを残しつつ、新たな価値をくくりたい」
まとめますと、
●9本入りの壱億円札
ターゲット お土産(親戚、知り合い)
コンセプト 話題づくり、口コミづくり
売り場 お土産物屋、サービスエリアなど
●3本入りの壱億円札
ターゲット 家族、個人
コンセプト 話題づくり、口コミづくり、+α
売り場 スーパーなど
そこで、私が提案させて頂いた壱億円札がこれ!
「・・・なんだ、壱億円札が小さくなっただけじゃないか」と思った貴方!
それは早とちりです。
実は4種類あるんです。
何が違うかというと、「金額」です。
よく見てください!
壱億円、壱千万円、壱百万円、壱十万円と、4種類あります。
そして、それぞれには占いもついてます。
大吉、中吉、小吉、末吉です。
しかも、この「大吉」を3枚集めると、3000円相当の商品と交換してくれます!
これぞ!
「金のエンゼル 銀のエンゼル」方式!?
話題づくり、口コミづくりの他に、
集めて楽しいコンプリート欲を刺激するような価値を加えてみました。
興味を持たれた貴方も、「金のエンゼル 銀のエンゼル」方式を考えてみては如何でしょうか?
長く引っ張ってすみません。
明日は、この4種類の幸運くじの秘密をもうちょっと、掘り下げてみます。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。