【ボンカレーグランパッケージの不思議な謎を追えっ!】
時代が変わる、環境が変わる。
第一問!
例えば昔はどの家庭にも100%あったと思われるヤカン!
今は電子レンジと比べて、どっちが普及率が高いのでしょうか?
そして、変わる時代にパッケージはどう変化していくのか?
第二問!
この「ボンカレーグラン」パッケージの中央部にある謎のミシン目の正体とは?
おはようございます。
パッケージマーケッターの松浦陽司です。
普及率の答えはこちら!
やかんの保有率 78.8%(ロイター調べ2012年)
電子レンジの保有率 96.1%(ガベージニュース調べ2014年)
もう、圧倒的に電子レンジの方が高いんですね。
そりゃ、お湯をいちいち沸かさなくて便利!
さて、こんな時代にパッケージはどう変化するのか?
昨日、スーパーのレトルトカレーコーナーを歩いていると、ふと目が留まりました。
ボンカレーグランです!
あれれ?
よく見るとおかしいですね。
変なところがありますね。
パッケージの中央部に、なぞのミシン目があります。
一体、これは何なのか?
ボンカレーと言えば、
1968年に日本で初めてレトルトカレーを販売したことで有名!
これもパッケージ革命でしたね。
レトルトパッケージというものができたからの技術です。
お湯が湧いたら3分で食べれるというのがとっても便利でご存知の通りの大ヒット!
でも、今は電子レンジの普及率が圧倒的96.1%の時代!
「お湯を沸かして3分」よりも「(お湯を沸かさなくても)直接、レンジで2分」ができたら、
より圧倒的にお客様が便利になること間違いなし!
そこで、電子レンジ対応パッケージの開発!
こんな風にレンジの中で斜めに袋をセットするための
ミシン目(切り込み)だったんですね!
(画像提供はこちら)
時代が変わるたびに、お客様に新しい価値!
この場合は、
「お湯を沸かさなくていい」とか
「さらに時間短縮」とかを、パッケージで生み出している!
さすがですねー。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。