売上110%アップ、120%アップのパッケージシナリオ
「1つの商品には1つのパッケージ」と思っている貴方へ
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日は神戸花鳥園に営業に行っていました。
もちろん、営業部長の凛も一緒でした(笑)
☆☆☆
ご一緒にポテトはいかがですか?
マクドナルドが昔、よく使っていた殺し文句
この一言で、思わず買ってしまう人が年間何万人もいたらしい。
逆に言わなければ、何億円の損失だったそうな・・・。
気の弱い人も多いですね(笑)
☆☆☆
昨日はパッケージ企画の三要素のお話をさせて頂きました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11018823776.html
その時に紹介させて頂いたのが、
なると金時 里むすめ バームクーヘンです。
このパッケージは、
紫のケース…お芋の皮
黄色い紐…お芋の中身 を表現しています。
しかし、実は2種類あるんです。
紫のケースと、黄色の紐が反転したパッケージです。
味が違うのかと言えば、・・・・実は一緒なんです(笑)
じゃあ、なんで2種類もパッケージを作ったんだよ!
資材の無駄じゃないか!
・・・と怒る方もいらっしゃるかも知れませんね。
すみません。
実は非常に素晴らしい効果があるんです。
普通なら1個しか買わない人が、
「黄色もあるなら、もう1個ついでに」と買う人がいるんです!
単に2種類揃えたい人、
もう1個は別のお土産にしようとしていた人、
そのような人が思わず手にとって買うんです。
売上2倍とは言いませんし言えません。
しかし、売上1.1~1.2倍くらいにはこのパッケージが貢献していると思われます。
ずっと前ですが、アンリシャルパンティエさんもやってましたよ!
中身は全く同じフィナンシェ!
でも、箱が色違いで3種類ある。
思わず3つとも買ってしまう仕掛けです。
貴方もこういったパッケージへの投資で、売上110%アップ!120%アップ!
目指してみませんか??
☆☆☆
余談
私は結構、「ハンバーガー1個です。それだけでいいです。以上です」と言えるタイプです(笑)
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。