花は観手に咲く ~モノを売るな!コトを売れ!~
「商品の良さだけ提案したらいいでしょ」と思っている貴方へ。
ずばり、それではダメですね。
ちゃんと、その商品で得られる体験を売らないとダメです。
今日は変則。
2通目がパッケージマーケティングの記事を書いている松浦 陽司です。
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「花は観手に咲く」
世阿弥の言葉。
花が美しいのではない、美しいと思える貴方の心が美しい
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先日、しじみ70個分のちからの記事を書きました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11028691232.html
このパッケージの素晴らしさはまだまだあります。
これはカップタイプです。
裏側に注目!
「忙しく働いている人に」 や、
「おいしく飲みたい人に」 など、
その人に応じたシーンや体験をアピールしてます。
花は観手に咲く。
みそ汁の美味しさ以外の価値も、買う人が決める。
買う人にちゃんと伝えないといけません。
「さわやかに目覚めたい人に」とか、
「若さを保ちたい方に」とか、
オルニチンの効果を訴えます。
永谷園さんは、「美味しいから買って」とは訴えません。
「こんな人に役に立つのでは」という訴え方です。
まさに、モノ売りでなく、コト売り。
商品を売っているのではなく、体験を売っています。
貴方の商品もパッケージで体験をアピールしてみませんか?
売れ行きは変わりますよ。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。