「美味しい」と一言も言わないのに売れているお菓子
「美味しいです。安いです。」で売れると思っている貴方へ。
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日は、穴吹の白人神社に行っていました。
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「美味しい」と一言も書いてないお菓子
大阪プチバナナ
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昨日はお客さんは商品は欲しくないんだよという話しをさせて頂きました。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11037623021.html
私が「商品を売ってないな、体験・シーンを売ってるな」と思った新大阪で出会った商品。
「大阪プチバナナ」です!
こちらのPOPが面白い。
お菓子は売ってません。
サラリーマンに、「お土産、忘れていませんか?」を売ってます。
こんなPOPです。
例えば…
□営業部の橋本さん
□営業部の吉田さん
□人事部の山本さん
□販促部の田口さん
□奥さん
こう書いてあるだけです。
でも、「ああ、そういえば、あいつに買ってないなぁ~」って、
このPOPで思いだしますね。
私が行ったのは平日でした。
休日で家族連れが多くなったら、またPOPも変わるのだろうか?
□お留守番してくれているお父さん
□怪我で来れなかったおばあちゃん
□受験勉強しているお兄ちゃん
□近所の仲良し奥さん
□犬のジョン
なんてね!
まぁ、これは私の想像です。
きちんと、パッケージ形態も変えているんですね。
すばらしい。
お客さんに一言も「美味しい」と言っていませんからね。
さぁ、シーンや体験を売るパッケージ企画を考えてみませんか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。