お菓子にはあり得ない色でブランドを確立! ~東京カンパネラ (アイル)~
「食べ物のパッケージは暖色系で決まり!」と思っている貴方へ。
基本はそれで間違いないです。
しかし、周りがあまりにも暖色系の場合、一捻りいかがでしょう?
おはようございます。松浦 陽司です。
先日、東京に行った時に、東京カンパネラというお菓子を買いました。
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赤、黒、黄のパッケージが多いラーメン業界
日清カップヌードルは白で目立ちますね!
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10986267473.html
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羽田空港で歩いていると、黄色、赤、黒、オレンジ、・・・
鮮やかな暖色系のパッケージが並ぶ中、目を引いた商品がありました。
東京カンパネラ (アイル)
羽田空港は黄色の「東京バナナ」とか、
黒とオレンジの「ごまたまご」とかが犇(ひし)めいて並ぶ激戦区!
この色は目立ちますよ!
後発で商品を出す時に、こういったパッケージカラーは非常に大切です。
こちらのパッケージデザインは、有名なフミ・ササダ氏が行ったもの。
洗練された東京の世界観を訴求し、
他社とパッケージカラーで差別化しました。
ちなみに、ターコイズブルーは寒色の中でも少し温かみがあるカラーです。
食品に全く向かないという訳ではありません。
こういったことも計算されているんですね。
パッケージマーケティングで他社と差別化!
売れる商品開発はいかがですか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。