知ってましたか?明治ブルガリアヨーグルトが22回もパッケージリニューアルしてるってことを!
「ブランド価値を高めるためにデザインは変えてはならない」と思っている貴方へ。
時代は変わり、人も変わります。
それでいいんでしょうか?
おはようございます。松浦 陽司です。
昨夜は友人たちと4家族会!
子供たちと一緒に大盛り上がりでした!
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実は何種類もパッケージがあるクールミントガム(ロッテ)
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11110982808.html
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誰もが一度は食べたことのある「明治ブルガリアヨーグルト」!
1971年に誕生したロングセラー商品です。
(※このブランド名に定着したのは1973年)
知ってましたか?
ブルガリアヨーグルトはもう何回もパッケージ変更しています。
1~2年に一回くらい、パッケージリニューアルしているんです。
なぜ、そんなにリニューアルをするのか?
定番商品も年月を経て年を取り、若い人たちが買わなくなります。
新しいユーザーを取り込めなくなったら終わりです。
新しいユーザーを取り込むために、ブランド自身が変化しないといけないのです。
それに応えられるパッケージや商品でないといけないのです。
今、売れている商品だったとしても同じです。変化が必要です。
発売当初は「プレーンヨーグルト」でした。
1973年に「ブルガリアヨーグルト」にリニューアル。
1981年に容器が現在の形になります。
今も継承されるストライプの原型ができてます。
1989年~1991年
1991年からストライプが大幅に変更。
1996年にはストライプも斜めになったりと変更ありです。
1999年~2001年
赤の挿し色が増えて、躍動感があるようになってます。
2003年~2006年
ストライプが楕円になりました!
若々しさが一気に上がった気がします。
2007年~2009年
小さいリニューアルを繰り返します。
2009年~2010年
明治製菓と企業統合もして、ロゴも変更になりました!
そして現在のパッケージに辿りついてます。
どうです?
並べてみると、よく分かるでしょう!
新しいユーザーを取り込むために、パッケージマーケティングの一環として
デザインの勇気ある変更はいかがでしょうか?
ただし、これには要注意点があります。
明日はその話をさせて頂きたいと思ってます。
お楽しみに。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。