【パッケージとネーミングを変えるだけで売上4倍!生産効率1.5倍!おはようポテト 日本ハインツ】
【パッケージとネーミングを変えるだけで売上4倍!生産効率1.5倍! おはようポテト 日本ハインツ】
「横文字のネーミングの方がカッコいいでしょ」と思っている貴方へ。
カッコいいより、伝わる方が売れますよ!
おはようございます。松浦 陽司です。
とくしまマラソンに申し込みました!
・・・が、まだ一回も練習してない(笑)
☆☆☆
ネーミングで口コミも認知度も変わります。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11087689882.html
四代目と喧嘩してでも作りたかった五代目の米粉カステラ
☆☆☆
「ゴールデンパティ」という商品が売られておりました。
みなさん、こちらの商品が一体、なんだか想像できますか?
私はできません。
パティなのでケーキの材料?
ゴールデンって金だけど貴金属?
そもそも食べ物なのかなんなのか?
事実、1992年までは全く売れていませんでした。
それがネーミングとパッケージをがらりと変えて急成長!
「おはようポテト」です。(ハインツ)
意味のわからなかったネーミングを、
①ポテトの加工食品であることを分かりやすくした。
②「おはよう」で朝に食べて欲しいことを訴えた。
すると、シェアが4%前後から14%へ!
一気に3.5倍になったのです。
同時期に同じ商品を発売していたため、
ネーミングとパッケージ変更の効果がよく分かります。
中身は同じなのに、大きな違いです。
しかも実は、入り数が変わってます。
ゴールデンパティ 4個入り220円(1個当たり55円)
おはようポテト 6個入り(1個当たり55円)
1個当たりの単価は変わりませんが、4個入りから6個入りになったことで、
①生産効率が1.5倍!
②配送効率も上がる!
③客単価が上がる!
などのメリットがあったことは言うまでもないところです。
ネーミングを変える。
パッケージを変える。
それだけで売上が変わるのがパッケージマーケティングです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。