【・・・えっ?!味じゃなくって、そんなことで選ばれる理由になるの?? ~東京ばな奈さんの選択~】
【・・・えっ?!味じゃなくって、そんなことで選ばれる理由になるの?? ~東京ばな奈さんの選択~】
「生産効率追求!効率!効率!」と思っている貴方へ。
その効率の陰で失っているものはなんでしょう?
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日は週1回の休肝日でした。
☆☆☆
効率・・・より早く、より正確に、より丁寧に
効果・・・お客様や関わる人の満足
(日創研で教わったの効果と効率の定義づけ)
☆☆☆
お菓子などをつくるときに、大きくわけると2つあります。
①集合包装
10個など複数のお菓子が一袋に入っている。
脱酸素剤も一つ。
もちろん、生産効率のよいのは①集合包装です。
では、効果(満足度)が高いのはどっちでしょう?
ビジネスマナーで有名な、美月あきこさんはこのように語ります。
☆☆☆
一袋を一度に頂けるとは限らず、余った分はストックしておくものです。
また、出されたお菓子をすぐに頂ける人ばかりとは限りません。
お皿もなく机の上に直に置いたり、メモ用紙の上に置くのが精一杯の状態。
懐紙を常にバッグに忍ばせるなんて、心憎い上級女子もいらっしゃるかもしれませんが。
湿気たり埃をかぶったり、また周囲を汚さないためにも個別包装は欠かせません。
☆☆☆
今、お腹一杯の人もいる。
家に持って帰りたい人もいる。
こういった人たちの満足度を高めるために、個包装が一役買います。
お客さんの満足度が高まれば、次にまた選んでくれる可能性があがります。
「個包装である、お土産で配りやすい」というのが選ばれる理由になるのです。
選んでもらえたら、必然的に売上があがります。
効率より、効果(満足度)を追求した結果ですね。
東京で一番売れているお土産「東京ばな奈」はやっぱり個包装。
東京ばな奈さんは「効率より効果(満足度)」を選択したんですね。
パッケージマーケティングで選ばれる理由をつくってますね。
※もちろん、集合包装が喜ばれる場合もあるので、臨機応変に対応しましょう。
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17年間の国際線客室業務員経験をもとに人財育成トレーナーとして活躍。「ファーストクラスに乗る人のシンプルな習慣」執筆。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。