【コンセプトが変われば、カラーも変わるパッケージマーケティング ~青の洞窟 日清フーズ~】
【コンセプトが変われば、カラーも変わるパッケージマーケティング ~青の洞窟 日清フーズ~】
「パッケージは目立てばいいんんだよ!赤、黄、黒!」と思っている貴方へ。
みんながみんな、そう考えたら、商品は埋もれてしまいますね。
おはようございます。松浦 陽司です。
昨日は同友会で附屋の山内部長のお話を聞きました。
☆☆☆
絶妙のカラーで売れている商品たち
アイル 東京カンパネラ
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11112786470.html
日清食品 カップヌードル
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10986267473.html
☆☆☆
食品といえば、一般的には暖色系をパッケージに使います。
もちろん、これは正解!王道です!
ただし、他の会社も同じことを考えています。
・・・ということは、同じような色の中に埋もれてしまいますね。
日清フーズ 青の洞窟 シリーズ
パスタという食品ですが、青の美しいパッケージを採用してます。
実はこれ、コンセプトが他のパスタと違うからなんです。
「欲深い大人の濃厚イタリアン」がコンセプト!
だから、時代を反映した低価格志向のパスタとは差別化!
採用されたのが「青」。
家庭用食品の中でも独自のポジションを築きました。
普通、青を使うと、冷たそう、まずそう、といったイメージがでます。
でも、青の洞窟は、写真を大きく使うことなどで、その点がクリアされてます。
シズル感もたっぷり出ていて、
まさに、「欲深い大人の濃厚イタリアン」というコンセプトを感じます。
パッケージマーケティングの世界で、カラーの選択も非常に重要です。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。