【あなたはお湯を沸かすのに使うのは「やかん」?それとも「電子レンジ」?】
【あなたはお湯を沸かすのに使うのは「やかん」?それとも「電子レンジ」?】
「時代に合わせろって、いったいどうやって?」と思っている貴方へ。
電子レンジのことを考えてみましょう。
おはようございます。松浦 陽司です。
今日は昨日の話の続きです。
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カップヌードルごはんはレンジ対応
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11145647296.html
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知ってます??
日本の電子レンジ普及率は95%!
しかも、若者の一人暮らしにおいては、調理器具は一切持っていない人も多い。
お客様が来て熱いお茶を出す時も、
もはや、ヤカンではなく、電子レンジで温める時代なのです。
興味深い話ですね。
日清食品さんはここに目をつけ、
常温保存できる電子レンジ食品を考えました。
日清食品さんは時代を先駆けようとしたんですね。
それが昨日もでてきた「Go Fan」です。
ただし、即席食品としては売れませんでした。
即席食品は「お湯で3分」というイメージが強すぎたんですね。
そして、昨日紹介した「カップヌードル」のブランド資産価値を活かし、
カップヌードルごはんが生まれたのです。
カップヌードル=即席食品
このイメージで、「レンジで即席」の壁を突き抜けての大ヒットです。
カップヌードルごはんが売れたお陰で、「レンジで即席」が定着しつつあります。
お陰で「GoFan」が再度、売れ始めるという還流が起こっております。
時代を作るのは難しい。
けれども、時代を切り開くために色々とした努力は、きっと身を結びますね。
日清食品さんのパッケージマーケティングのチャレンジに、私は敬意を表します。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。