【今までの商品が10倍売れるかもしれない商品の価値の作り方 ~会議活性化弁当 築地青木~】
【今までの商品が10倍売れるかもしれない商品の価値の作り方 ~会議活性化弁当 築地青木~】
「うちの商品は誰にも愛されるように作ってます」という貴方へ。
だから誰にも愛されない??
おはようございます。
パッケージマーケティング記事222号になった松浦 陽司です!
☆☆☆
お客さまは、たくさん似たような商品がある中で、
どれを買ってもいい
あるいはどれも買わないという
選択肢があるのにも拘わらず
どうして、あなたの商品を買わなければならないのか?
今日のネタ元は、藤村正宏さん(スコット)から頂きました!
有り難うございます。
http://ameblo.jp/ex-ma11091520sukotto
☆☆☆
私は価値は創るもの、伝えるものだと思っております。
そういった意味で、こちらは素晴らしい!
築地青木の「会議活性化弁当」!
http://www.tsukiji-aoki.com/
えぇ~!?
会議の時だけにしか売れないの??
そんな風に思いませんか?
でも、違うんです。
こちらの商品は大ヒット!
どうやったら、安売りしないで、お客さんに価値を伝えられるか?
そういったことをブレスト(ブレーンストーミング)したとうです。
すると、
「会議のあとって眠たくなるでしょ?
でも、会議の後で頭がさえて、素晴らしいアイディアがバンバンでる!
そんな弁当があったら絶対に買うよね」
というような話になったそうです。
それを「バカだね~」で終わらせないのが築地青木さんのエライところ!
本当に「会議活性化弁当」を作っちゃいました!
もちろん、論理(ロジック)もばっちりです。
精神的な疲れを取る成分が入っている
と言われている原材料を主に使用しています。
また揚げ物が入っていないので、
胃もたれがしません。
食後、血液が胃に集中するのを防ぎます。
よく噛んでお召し上がり下さい。
このよく噛むという行動は、
脳の咀嚼野の血流をふやし、
脳を活性化させます。
良く噛むと唾液も良く出ます。
この唾液中のガスチンという蛋白質が味覚を敏感にさせ、
食べ物の味をより楽しめるようになります。
・・・ね、きっちりと裏づけされた理由がありますね。
さらに楽しいことは、一つ一つに「言葉のデザート」という名刺くらいの大きさのカードがついてます。
・いいことも悪いこともイメージは現実化する。
さらには
・行き詰まったらたまには天の声に耳をかたむけてみよう信ずる者は救われる
・勉強し続けよう! 大人になってからの勉強は成功につながる。
こんな言葉がついていて楽しませてくれます。
40種類もあるそうです。
言葉のデザートも非常に評判がよかったそうです。
「どこにでもある幕の内弁当~」では安売り合戦です。
専門性がなければ安売りです。
「どこにもない会議活性化弁当」は安売りしなくていいんです。
専門性を高めると、安売りしなくてもいいんです。
商品開発のアイディアとして「専門性」を考えてみてはいかがでしょう?
私が勝手にコンサルさせて頂くとしたら、次は「スポーツで必勝弁当」ですかね(笑)
縁起の良い商品ばかりにして、
もちろん、栄養学的にも爆発的にエネルギーがでるようにする。
いかがなもんでしゅうか?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。