【全く目立たない売り場に陳列するときのパッケージ】~赤玉さん「父さんのまくら」ディスプレイケース~
<赤玉さんの「父さんのまくら」の置き場所>
先日10月23日のブログで書いた「父さんのまくら」消臭スプレーですが、
「寝具売り場で売る」ことは決まっていたのです。
しかし、ここで恐るべき事実も発覚しました。
「棚の一番下しか、置き場はないよ」
えええぇぇぇーーー!?
<他の置き場所がない(汗)>
こんなところしか置き場がないとは?!
(※これはパケマツで再現したイメージ画像)
前にかかっているA4のすだれは、他の商品が吊り下げ陳列されているのをイメージしています。
これでは、まったく目立たない。
お客さんの目に触れないぞ!
どうしたものか???
<逆転の発想で、輸送ケースをディスプレイケースにしてしちゃえ!>
元々、輸送ケースは必要だったのです。
10本入りの箱で、ボトルを立てて展示する予定していました。
しかし、これでは一番下においても目立たない(汗)
ここで急遽、路線を変更しました。
まずは、平たい8本入りの箱に変更。
パかっと開くと、あれ?
なんだか、印刷された面がでてくるぞ!?
※実際には8本入
実はこの部分、POPとして使われます。
一番下に置いたときに、蓋をめくると、
そこにPOPが現れる感じです!
ボトルを寝かせて置く8本入りパッケージにしたのです!
これで、店頭で目立つようになる!
<さらに、もう一工夫!吊り下げちゃおう>
一つひとつのボトルを、
吊り下げのパッケージに入れることにしました!
これによって、
吊り下げ展示があるお店では、
吊り下げて展示してくれるところも出てくると思います。
<パッケージは一つで完成しない>
売り場を見ながら、ちょっとでもお客様の目に触れるように、
パッケージ本体、
輸送箱、
吊り下げ袋など、総合的に顧客にPRしていきましょう♪
<赤玉 株式会社>
http://akadama.biz/
〒541-0046
大阪市中央区平野町 3-3-16
TEL.06-6231-6921
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。