【「札幌カリーせんべい カリカリまだある?」YOSHIMI の価格とパッケージデザイン】
【「札幌カリーせんべい カリカリまだある?」YOSHIMI の価格とパッケージデザイン】
おはようございます。松浦 陽司です。
パッケージデザインと価格が非常に密接だと思う松浦 陽司です。
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昨日紹介させて頂いた焼きとうきびの続きです。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11195035695.html
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YOSHIMIさんの北海道土産市場への攻勢は素晴らしいですね。
「札幌カリーせんべい カリカリまだある?」は焼きとうきびより前の商品。
すっかり北海道土産定番です。
昨日も書きましたが、YOSHIMI代表の勝山ヨシミさんは語ります。
「他と何が違うかと言えばパッケージデザインだ」
「パッケージを工夫することが販売後すぐに売上につなげる秘訣」
それともう一つ。
デザインと重要な要素が価格なんです。
「当たり前だよ!」と言わずに、もう少しよんでくださいね(笑)
カリカリは土産としては手ごろな630円。
手を伸ばしやすい「気軽さ」と、
価格の「手ごろさ」を表現するために、
パッケージにレトロ感が漂うデザインを採用。
「カリカリまだある?」というフレーズは、
自ら感じた食感だそうです。
素直な感覚をそのまま商品名にしたことが、
パッケージの気軽さと手ごろさを増幅させました。
もし、価格が1500円だったら、このネーミング、このパッケージではダメでしょうね(笑)
価格とパッケージデザインの密接な関係です。
中小企業に置き換えての勝手にコンサルコーナーです。
やはりパッケージに「札幌」や「北海道限定」が入っていて、
限定感を醸し出して素晴らしい商品だと思います。
次は季節限定なんて考えてみたらいかがでしょう?
商品自体が季節限定になればベストですが、
パッケージだけ、春夏秋冬バージョンを作っても大丈夫。
キリンラガーなどでは、秋に紅葉缶、春に桜缶などがでます。
それだけで、季節感を感じて、買う理由になりますね!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。