【保存用商品が保存パッケージで開発される ロッテ コアラのマーチビスケット<保存缶>】
【保存用商品が保存パッケージで開発される ロッテ コアラのマーチビスケット<保存缶>】
おはようございます。松浦 陽司です。
震災後、商品需要も変わってきてます。
パッケージも変わってきます。
コアラのマーチビスケット<保存缶> (ロッテ)
2011年8月2日に発売されました。
震災後、価値観、必要とされる商品が変わってきました。
この保存缶には優れた特徴があります。
①可愛いコアラのプリントの絵柄が災害時に元気を与えます。
災害で元気がなくなっていて不安な時に、
子供は「カンパン」とか見たことのないお菓子を食べれません。
そんな時に、見なれた「コアラのマーチ」なら安心できるんです。
②賞味期限は5年(60カ月)
これはもう「缶」というパッケージの保存性が重要なキーポイントです。
中身の保存性が圧倒的に高いのです。
③災害用伝言ダイヤルを缶に記載
これも大事な機能ですね。
パッケージにしっかりと明記されております。
災害時に慌てず電話ができます。
単に「缶」というと、ゴミの減容化とか、リサイクルの問題で嫌われる傾向もあります。
しかし、パッケージ自身の価値はしっかりとあります。
今回の場合は、「缶」の圧倒的な保存性です。
耐衝撃性もありますね。
商品にあったパッケージをしっかりと選ぶことが重要ですね。
ここで中小企業にも使える勝手にコンサルコーナー。
缶→袋
袋→缶 などのパッケージの変更で新商品開発ができることがあります。
箱、パック、クリアケース、etc
いろいろとパッケージを変えての商品開発はいかがでしょう?
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。