【日清 カップヌードル 国内累計200億食突破!】
【日清 カップヌードル 国内累計200億食突破!】
おはようございます。
パッケージで価値を伝えることが大切と思っている松浦 陽司です。
日清のカップヌードルの国内累計販売個数が200億個を達成したそうです。
(2012年2月6日発表)
・・・なんで気づいたかって??
会社のランチタイムで、パッケージ松浦の矢野部長が食べているパッケージに書いてあったからです(笑)
ほら!
パッケージの右上に大きく「200億食突破」です。
こうやって「数字」を出すことは非常に大きな意味があります。
お客さんに信頼やノスタルジー、あるいは目新しさを与えます。
「これだけ売れてるんだから美味いだろう」
「そういえば2~3年、食べてないなぁ。久しぶりに買おう」
お客さんの心の中に価値を生みます。
そして購買動機につながるのです。
もっと言えば、
バイヤーさんに販売してもらう理由にもなります。
「200億食突破キャンペーンなんで!」
そう伝えると、バイヤーさんも
「それなら陳列棚を大きくしようか」
そんな風になります。
よく見たら、カップパッケージの背景に、
歴代のカップヌードルのロゴも印刷されています。
さらにクラシックな感じを与えますね!
懐かしいロゴでノスタルジーも感じます。
パッケージでこういったことをアピールすると、お客さんの心に響きます!
事実、私は目の前の矢野部長の食事中に気づきました(笑)
さて、中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナー!
この「キャンペーン」ですが、いろいろな数字の切り口があります。
今回のように「国内累計」もありです。
「○○周年記念」もありですね!
覚えていますか??
昨年、カップヌードルが「40周年記念パッケージ」で発売していたことを!
つまり、
昨年が「40周年」、今年が「累計200億食」で2年連続キャンペーンをしているわけです!
私は予想します。
カップヌードルなら、世界累計でまた近々キャンペーンをするのでは(笑)?
どうです。
この事例は中小でもすぐにできるでしょう。
中小企業でも切り口を変えることで、いろいろなキャンペーンが組めますよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。