【ホワイトラベルプロジェクト カルビー かっぱえびせん&さやえんどう&ベジたべる パッケージ】
【ホワイトラベルプロジェクト カルビー かっぱえびせん&さやえんどう&ベジたべる パッケージ】
あれ?
このパッケージ、なんだか色が変だなと思いませんか?
おはようございます。
パッケージは販売促進だと思っている松浦 陽司です。
このパッケージ、別に画像処理している訳じゃありません。
赤と白の2色印刷で生産されています。
(通常のかっぱえびせんなどは5色印刷です)
なぜ、こんなパッケージなのか?
それは東日本大震災で被災した子供たちを支援するためです。
~ホワイトラベルプロジェクト~
赤白2色のパッケージで印刷費を削減します。
お客様ご購入につき、
1袋1円を支援金に充てるんです。
このホワイトプロジェクトのすばらしいところが「分かりやすい」ところ。
パッケージで「なんか違うかっぱえびせんがある」ということが一目で分かります。
手に取ってみると、支援活動に使われることがしっかり分かります。
同じ「かっぱえびせん」を買うなら、こっちを買ってしまいますね。
お客さんは買う理由が欲しいのです。
しかも、支援に使われる素晴らしいパッケージマーケティング事例です。
ちなみに「さやえんどう」と「ベジたべる」でも同じ活動をされています。
さやえんどう
ここで中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナーです。
数多くの中小企業も支援活動を続けております。
「偽善行為に思われたら嫌だ」とか
「似非活動しやがって」という心ない方も確かに少しはいらっしゃいます。
でも、私はこういった社会的に素晴らしい行為はぜひ、堂々と!
分かるように、人目につくように行うべきだと思うんです。
パッケージに震災支援のデザインを。
そして、分かりやすく。
今回の記事はそのまま使用できる事例でもあります。
☆☆☆
今日のネタはボクボックスこと、箱田一貴さんのブログからインスパイアされました。
箱田さん、ネタを使わせて頂いて、ありがとうございます。
http://ameblo.jp/kachigumi-f/entry-11189384383.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。