【宮内庁御用達の老舗!つきじちとせの「フルーツかりんとう」のギフト用パッケージ】
【宮内庁御用達の老舗!つきじちとせの「フルーツかりんとう」のギフト用パッケージ】
おはようございます。松浦 陽司です。
パッケージは贈る人の気持ち、選ぶ気持ちを満足させますね!
今日は「つきじちとせ」さんのお話。
なんと、宮内庁御用達の老舗です。
「つきじちとせルミネ有楽町店」は
2011年10月28日に有楽町マリオン内で誕生しました。
人気は「フルーツかりんとう」!
カラフルなフルーツチョコでかりんとうをコーティングされています。
和モダンなパッケージもお洒落!
こちらのパッケージも大人気!
行列が絶えないほどの人気で、一時は品薄状態になったそうです。
さて、ここで面白いのが「ギフト用パッケージ」の存在。
自由にかりんとうを袋ごと詰め合わせできる箱を用意しております。
この詰め合わせギフト用パッケージも素敵ですね。
デザイン自体が素敵というのもあるのですが、
パッケージマーケティング的にも素敵です。
お客さんは
「お母さんにはこの味がいいかな?」
「…あ、お父さんの好きなフレーバーが出てる!」
そんな風に、贈る楽しみを得られるんです。
「友達のまいちゃんが前に美味しいって言ってた味だ!」
「あ!あたしの好きな色のパッケージだ!」
そんな風に選ぶ楽しみも得られるんです!
お客さんはかりんとうを欲しいわけではないんです。
贈って、選んで、自分が楽しんだり、相手に楽しんでもらいたいのです。
こういったギフト用パッケージを用意するのは、
お客さんにそういった楽しみも作るという意味でいいですね!
さらに良いのは
「ケースにまだ隙間があるから、もう一個買おう!」
そんな風に客単価のアップにもつなげれることです(笑)!
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナー!
「そんなこと言ったって、わざわざ資材をつくれないよ」
そんな悲鳴も聞こえてきそうです。
そんな方に2つの提案。
①既成品のケースを使う
これだと小ロットからケースを準備することが可能です。
まぁ、これは当たり前の提案。
②ケース詰め商品をばらしてしまう。
今、ケースに入れて、きっちりと包装紙もかけて販売しているとしたらチャンスです!
包装紙に包まず、ケースだけ置いて、
お客さんに対して「どうぞ、お好きな詰め合わせをつくってください」とPOPに書いておけばいいんです!
次はコロンブスの卵的な発想でしょ?
もちろん、手間暇はかかりますが、すぐにできますよ!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。