【劇的ビフォーアフター3連発】~パッケージで生まれ変わる世界2014~2015~
「パケマツさんに頼むと、どんな風にパッケージが変わるんですか?」
と聞かれたことがあったので、
改めて「劇的ビフォーアフター系」パッケージを集めてみました。
本日は2014~2015年に行った事例3連発です!
【とくしま漁連のひじき】
before
「ひじき」としか書いて無いちょっともったいないパッケージ。
「徳島産のひじき」であることを伝えたい!
・・・ということで、リニューアル!
after
「徳島生まれの徳島の漁師によるとくしま漁連がおすすめするひじき」
と、ネーミングを大リニューアル!
完全に徳島産であることが伝わります。
色も、海産物売り場で目立つように、朱色にしました。
一気に、2系列のスーパー23店舗に採用!
その後、お土産物屋さんを中心に販路が広がりました。
【北灘生活交流会の焼肉のたれ】
before
食欲減退色である「青」を使っただいたんな焼肉のたれ。
30年間、あまり売れてなかったそうです。
創業者の松本隆子会長に
「どうしてこのたれを販売しようと思ったのですか?」と聞くと
「うちの孫が小さいときな、“今夜は焼肉じゃ、おばあちゃんのたれで焼肉じゃ”って叫んだんじょ」
そう言ってくれたのでリニューアル!
after
「今夜は焼肉じゃ」とネーミングリニューアル!
温かい食欲増進色を使い
おばあちゃんの温かい愛情感じるようなデザインになりました。
売上6倍!
【平尾とうふ店の油揚げ】
before
油揚げとしか書いて無いのでもったいない。
社長の平尾隆久さんに話を聞くと
「鳥取を代表するような豆腐、油揚げを作るんだ」と言われていました。
・・・と、言うことでリニューアル!
before
「鳥取代表 平尾揚げ」
鳥取を代表すると言うことで、ネーミングに大胆に「鳥取代表」を採用。
シールの形も鳥取県の形にしました。
ポリ袋も、タートルパックという裏がクラフト、表が透明のパッケージに変更。
高級感が増してます。
値上げしても、売上が上がったそうです。
思ったより長くなったので、本日は3連発で一旦終了します。
また後日、他の劇的ビフォーアフターも書きますねー。
<本日のパッケージのこと、詳しくはこちら>
・とくしま漁連のひじき
https://www.p-matsuura.co.jp/result/179.html
・北灘生活交流会の焼肉のたれ
https://www.p-matsuura.co.jp/result/208.html
・平尾とうふ店の油揚げ
https://www.p-matsuura.co.jp/result/10147.html
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。