【ネピア鼻セレブのセルリアンブルーには売れるためのコンセプトとシナリオが隠されている(王子ネピア
【ネピア鼻セレブのセルリアンブルーには売れるためのコンセプトとシナリオが隠されている(王子ネピア)】
おはようございます。松浦 陽司です。
パッケージには色も大切。
それ以上に、コンセプトと、売れるためのシナリオが重要です。
うさぎが可愛いデザインですね!
人の心理として「顔」に目が行くようになっています。
参考記事「人は○○に強く惹きつけれれる」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-10974862382.html
だから、パッケージに人の顔や動物の顔があるというのは、
非常に有効な手段なんですね。
そして、基調色として使われているセルリアンブルー!
この色は脳内でセロトニンを分泌してリラックスさせる効果を持っています。
もともと、鼻セレブは、鼻をよくかむ花粉症などの人向けに開発された商品。
「鼻にやさしい」がコンセプトです。
赤やピンクなどの色を使ってしまうと、刺激してしいますからね。
実はよく見ると、商品名も黒でなくグレーですね。
やさしい印象をさらに強めています。
「鼻にやさしい」コンセプトをよく表現しています。
さらにうまく表現できているのがポケットティッシュタイプです。
ボックスティッシュは紙製なので、素材は固いです。
ポケットティッシュタイプはビニール製です。
これだけでさらに軟らかい印象が高まります。
「鼻にやさしい」コンセプトを表すセルリアンブルーやグレー。
そして人の注目を集めるうさぎの顔。
非常によくマーケティングされている商品です。
さて、ここで中小企業に置き換える勝手にコンサルコーナーです。
中小企業でいちばん簡単に注目を集めるのは、
社長や社員さん、個人をもっともっと出すことです。
「顔」を出すだけで、注目は間違いなく高まるのです。
信頼性、安心性も高まります。
パッケージに顔写真をいれてみませんか?
関連記事「キオスクのパンにだって顔写真」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11214184467.html
「顔」を出すのがどうしても恥ずかしいなら、キャラクターです。
キャラクターに関する関連記事「味の素 アジパンダ」
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11031815071.html
とにかく、「個」が大切な時代、もっと個人のキャラクターを前面に押し出していきましょう!
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。