【売れない商品が売れるようになるたった一つの方法】
「売れない商品をどうしたらいいんだよー」
こんな風に嘆く方に、オススメしていることがあります。
それは「ネーミングを変えちゃうこと」です。
ネーミングを変えると、
パッケージも変わります。
すると、全くの新商品になるのです。
<大手カゴメさんの事例>
「カゴメ海鮮イタリアン」という商品がありました。
ターゲットは「共働き夫婦」で、コンセプトは「ちょっと贅沢」!
パッケージには美味しそうに海老やホタテなどの写真も入れて
商品のすばらしさを伝えました。
・・・が、売れず。
2004~2006年で終売になったそうです。
しかし!
カゴメさんはこんなことで諦めない!
だって、商品は素晴らしいのですから!
そうだ!
ネーミングを変えよう!
ということで、こうなりました。
「カゴメ甘熟トマト鍋」
これで2009年に再発売し、
最初の1年間で11億円売れたそうです。
その後もロングセラー商品になってますね。
<実は変わったのはネーミングだけではない>
ターゲットが「共働き夫婦」から「子供のいる夫婦」に変わってます。
コンセプトが「ちょっと贅沢」から「家庭団らん」に変わっています。
だから、パッケージの内容も
えびやホタテの高いものから(レシピ通りに集めると2000円以上したんだとか)
ソーセージやチーズなどに変わってます(400~600円でできるとか)
<ブランド価値の伝わり方>
そして、もう一つ思うのが「ブランドイメージ」ですね。
カゴメと言えば!
トマトですよね。
カゴメと言って、海鮮イタリアンを思い浮かべにくかったのかも知れません。
このカゴメさん事例始め
「逆に変えてはいけないもの」も解説している
パケTubeもぜひ、ご覧くださいませ。
面白かったら、チャンネル登録して頂けると嬉しいです!
あ、チャンネル登録をクリックしてくださり、ありがとうございます(笑)
※画像は、カゴメホームページより出展させて頂きました。
ありがとうございます。
https://www.kagome.co.jp/products/food/A7222/
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。