【日清カップヌードルは2008年にecoカップ採用で「おいしいのその先へ」 環境や未来に配慮】
【日清カップヌードルは2008年にecoカップ採用で「おいしいのその先へ」 環境や未来に配慮】
こんにちは。松浦 陽司です。
パッケージにできること、安全、販促、さらには環境や未来があります。
以前、カップラーメンの容器は全てプラスチックや、発砲容器でした。
もちろん、環境には良くありません。
しかし、成形(製造)もしやすい、使い勝手も良い、安価であるということで、長年、使用続けられました。
企業的には当然です。
日清 カップヌードルももちろんそうでした。
しかし、2008年、「おいしさ、のその先へ」ということで、環境問題に取り組み始めます。
そこでできたのが、紙容器の「ecoカップ」です。
もちろん、見た目は1971年の販売以来のデザインそのまま!
材質だけが変わりました。
紙製になることによって環境にやさしいカップヌードルになったのです。
「変わろう」をテーマに、みなさんに愛される商品になったのです。
今、「おいしい」という価値があまりにも当然、当たり前のように感じられてしまっています。
だから、その先にある価値も必要になってくるんです。
「新たな価値」を常に創造する日清さんは素晴らしいですね。
ここで中小企業企業に置き換える勝手にコンサルコーナーです!
「売れている」から安心するのではないのです。
「売れている」時に、次の展開を考えておくのです。
よく言われる言葉に
「良い時に悪い種を撒く」というのがあります。
日清さんも普遍的に売れ続けるカップヌードルでさえ
「変わろう」としているんです。
中小企業である私たちであればなおさらです。
今ある商品でも「このままでいい」と思うのではなく、
少しずつでも変化、手を加えることを考えましょう。
ブルガリアヨーグルトも22回もデザインリニューアルしてます。
http://ameblo.jp/p-matsuura/entry-11120163565.html
今日はちょっと抽象的でしたが、非常に重要なことです。
この記事を書いた人
パッケージマーケッター 松浦陽司
1974年、徳島県徳島市生まれ。著書「売れるパッケージ5つの法則と70の事例」と「売上がグングン伸びるパッケージ戦略」を出版。パッケージマーケティングの創始者。パッケージの企画やデザインだけではなく、商品開発の根幹であるブランディングも行い、多数の成果をあげている。中身商品は同じでも、パッケージを変えただけで売上10倍になったり、単価が5倍になったりする事例を生み出している。その他、執筆活動、講演活動なども行う。ブランド・マネージャー認定協会2級&1級&ミドルトレーナー。